「ザ・ブラックコメディ」後妻業の女 ちゃーるすとんさんの映画レビュー(感想・評価)
ザ・ブラックコメディ
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日本のブラックコメディは、遠慮している感が出ていてつまらないが、本作はブラックコメディらしいシーンが満載で飽きずに見れた。
まず、驚いたのは鑑賞者の年齢。熟年夫婦とみられる方々がたくさんおり、かなり違和感。最近の映画では感じたことがなかった。
また、キャストの名前が出てくるオープニングとエンディングがなんとも簡素で逆に新鮮。
あのくらいでいいと思う。
さて、監督が監督だけに、濡場が多かった。(最近の日本映画は濡場が多いと感じるのは自分だけ?)
ただ、見てられないほどのものではなくまた主人公がどのように後妻業というビジネスを行う上で必要な行為だとわからせるために必要なシーンだったのかもしれない
ただ、トヨエツの濡場については必要だったのだろうか。まぁそういう仕事をしている上でのシーンだと思うが。樋井さんの濡場はどこかで見たな…と思ったらさよなら歌舞伎町だったか。とても印象的。
男をとっかえひっかえしているシーンもブラックで面白かったし、探偵の行動も面白かった。
金をめぐる、後妻業というビジネスをこういうコメディ仕立てで表現することが大事だと痛感したし、劇中で、被害者が恥ずかしがってる様も実際もこうなんだろうな…と考えさせられた。
大竹しのぶはこういう憎まれ役を演じさせるとすごいな…どんな逆境でもピンピン生き延びる姿を演じる彼女は本当に凄かった。
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