「尾野真千子の遠慮気味のビンタ」後妻業の女 たまるるさんの映画レビュー(感想・評価)
尾野真千子の遠慮気味のビンタ
クリックして本文を読む
ベテランの実力派俳優陣の中にあっては演技派の風間俊介も若干浮いてしまうなぁと。私は邦画の大きな声で泣いたりわめいたりする演技が苦手で、彼の中にそういった部分があったのが気になった。まぁ、そういう役だから仕方ないんだけど。
ただ、物語もなんか中途半端。テーマや登場人物もわかりやすくていいんだけど、山場がどこなんだとか、釈然としないオチであるとか、なんかまとまりがない。悪が成敗されるのでもなければ、無情なやるせなさがあるわけでもない。私的には竿師との攻防とか、小夜子の生い立ちであるとか、その辺りがあるとまた印象が変わったんじゃないかと。まぁ、要するにスカッとしなかったということ。
コメントする