「【”夫を殺され、自身も凌辱されて弱き女は銃を持ち、立ち上がった。”今作は、弱き女が、賞金稼ぎに銃を習い、銀行強盗三兄弟と対峙する様を描くラクエル・ウェルチの魅力が炸裂する異色な西部劇である。】」女ガンマン 皆殺しのメロディ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”夫を殺され、自身も凌辱されて弱き女は銃を持ち、立ち上がった。”今作は、弱き女が、賞金稼ぎに銃を習い、銀行強盗三兄弟と対峙する様を描くラクエル・ウェルチの魅力が炸裂する異色な西部劇である。】

2024年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■銀行を襲ったクレメンツ三兄弟(エメット、フランク、ルーファス)は、逃亡用の馬を調達するため町外れの牧場へやって来る。
 そこで、地主のクローデルを射殺し、その妻・ハニー・コールダー(ラクエル・ウェルチ)を凌辱し、家を燃やして去った。
 ハニーは三兄弟への復讐を胸に、賞金稼ぎのトーマス・ルーサー・プライス(ロバート・カルフ)のもとで銃撃を習得していく。

◆感想

・良くあるパターンの復讐劇だが、今作が何故か面白いのは、ハニー・コールダーが復讐の相手とするエメット、フランク、ルーファスのクレメンツ三兄弟が、小太りで髪の毛は薄く、あんまり強そうに見えない所であろう。

・だが、そこはハニー・コールダー演じるラクエル・ウェルチの、色っぽい姿が見事にカバーしている。

・彼女は賞金稼ぎだが、どこか人間味のあるトーマス・ルーサー・プライスに最初は断られ続けるが、根性で弟子入りし、彼の知り合いの拳銃づくりの達人ベイリー(ナント、クリストファー・リー)に作って貰った軽量の拳銃で、腕を磨いて行くのである。
 そして、その姿を見守る黒衣のガンマン。

<漸く、ある街でハニー・コールダーと、トーマス・ルーサー・プライスの前に現れたクレメンツ三兄弟。
 ここで、プライスはマサカのエメットの投げたナイフ(ここのシーンが、スローモーションと言うのも、斬新である。)に腹部を刺され、それまでハニーに復讐すると人生が変わると諫めていたプライスは、彼女に”やるなら、倒せ”と言って絶命するのである。
 ハニーは、街中で次々に三兄弟を倒して行き、懸賞金はトーマス・ルーサー・プライスと同じく、全て葬儀費用にするように依頼し、黒衣の男と共に街を去るのである。
 今作は、弱き女が、賞金稼ぎに銃を習い、銀行強盗三兄弟と対峙する様を描くラクエル・ウェルチの魅力が炸裂する異色な西部劇である。>

NOBU
トミーさんのコメント
2024年12月20日

コレ劇場では観ておらずDVD持ってるんですよ。アーネストボーグナインがラスボスってのが時代を感じますね。最後も男の助け、庇護の目があったのはちょっと複雑な思いですが、やはり男を動かしたのはラクエル!っちゅう事で。

トミー