「静かに見たい、深い作品」永い言い訳 mistyさんの映画レビュー(感想・評価)
静かに見たい、深い作品
しっとりとした佳作。人が死んでも日常は淡々と進んでいく。確かに主人公衣笠は最低なんだろうけど、断罪できない自分がいることに気づかされる。個人的には竹原ピストルが息子から突きつけられた言葉に反論できなかったところ、私も言葉に窮するだろうなと思った。これに対して衣笠が電車で語りかけた言葉にグッときた。
「そりゃ生きてりゃ色々思うよ。だけど、自分を大事に想う人を見くびったり貶(おとし)めちゃいけない。」
過去の自分に言ってるんだろうなぁ。
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