「切腹せい!」NINJA THE MONSTER 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
切腹せい!
これ、ディーン・フジオカがブレイクしなかったらお蔵入りになっていただろう。
それくらい、つまんねー!
何もかもがC級レベル。
“忍者禁止令”が発せられた世。潘取り潰し回避の為、江戸に向かう若姫。お供の者と、謎の忍者。山中彼らの行く手を阻むのは…。話は全く面白味が無い。
低予算故か、登場人物も10人いるか、いないか。お供はすぐ瞬殺。
残ったのは、ディーン、森川葵、和田聰宏の3人。和田も退場し、ほとんどディーンと森川だけ。
キャラ描写もステレオタイプで、全く盛り上がりに欠け、ただの“ディーンと葵のぶらり山歩き”。
松竹が海外マーケットを狙った時代劇アクション。
なのに、アクションの見せ場も乏しい。
目玉は、もののけ=モンスター。ニンジャvsモンスターで、いかにも海外向け。
ところが、そのモンスターがバリバリCGの“ウォーター・モンスター”で、魅力も存在感も皆無。
本来期待のニンジャvsモンスターもナシ。モンスターはただ空中をゆ~らゆら、主人公たちはそれをただ見て呆然とするだけ。
見せ場もナシ、中身もナシ。
何なの、これ…?
ディーンも森川葵も何だか気の毒。
監督は『太秦ライムライト』、脚本は『超高速!参勤交代』でありながら、見るも無惨な…。
切腹モノ!
コメントする