「パワンをしっかり描くからこそ、強く心を打ち、惹かれる」バジュランギおじさんと、小さな迷子 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
パワンをしっかり描くからこそ、強く心を打ち、惹かれる
インディアンムービーウィーク2025
パキスタンの少女6歳シャヒーダーは生まれつき話せない、しかし好奇心旺盛。祈りのため母娘はインドに行ったその帰り、国境付近で停車中にヤギを見つけ降車してしまう。母が気づいた時はすでにパキスタン。引き返せない、警察もあてにならない。
一方シャヒーダーは別の貨車に乗り込み、インドのある街に戻っていた。そこで見つけた男性パワンについていく。
パワンは特にヒンドゥー教ハヌマーンの信仰が厚い。パワンは人々からバジュランギとも呼ばれている。ハヌマーンは別名バジュランガバリとも呼ばれているようなので、そう呼ばれているのだろう。この映画はヒンドゥー教ハヌマーンやイスラム教ムスリムなどが出てくるが、全く宗教の知識は不要。
少女を国境を越え故郷に帰すのが目的の映画だが、前半は全くない。バジュランギがどういう人間なのかを長い時間を費やして語る。しかし長いが退屈でもなく楽しい。そして しっかり描くことによって、その後出会った人たちの影響に説得力をもつ。馬鹿正直だからこそ成し得た偉業。
国家同士の対立と国家に直接仕えている人、その他多くの民衆。
真実を伝えたいジャーナリストと正しいSNSの使い方。
楽しいダンス&ミュージカルシーン。民族的な曲もあり。
パキスタンのカラフルなバスも印象的。
コメントする