「愛はすべての壁を越える / イマジンの幻」バジュランギおじさんと、小さな迷子 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
愛はすべての壁を越える / イマジンの幻
自分の命を捨ててでも迷子を助けようとする愚か者の勇姿。
こんな愚か者の夢が、いつかは必ず世界を甦らせるのだと、その希望を胸中に回復させてくれる映画でした。
真夜中にヘッドフォンを着けてDVDで観ました。
だから自分には聞こえなかったのですが僕は声を出して泣いていたようです。
主演のバジュランギおじさん=俳優のサルマーン・カーンは、この演技は本気ですね、真心から2つの国の分断の回復を祈っている彼の「素の表情」が出ているように感じます、彼は制作にも関わっています。
その点“おじさんつながり”でフランス映画「バティニョールおじさん」の事もあわせて思い出しました。監督自身が主演を演じ、そのストーリーにのめり込む真剣さのあまり監督はバティニョールおじさんそのものに化身してしまっています。小さな命を守るために怒り、泣き、愛を絞り出すのです。おじさんの鬼気迫るエンパシーからシンパシーへの変化。
ご覧になっていない方にはこれもオススメです。
インドとパキスタンは元々はひとつ。今は水爆を構えて睨み合う隣国。
それにしても「植民地」は罪だな。喜びの独立を果たしたかったはずのふるさとの心を破壊して、思ってもみなかった分断と仲違いを残して列強 (宗主国) はケツをまくって逃げるから。
イギリスがやらかした香港も、そしてアジアにおける中国 × 台湾の一触即発状態や、南北朝鮮の戦争状態についての旧宗主国=我が国日本の過去も。
そんな事も思いました。
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2024.7.7. 再観賞
塩尻市の、わが推しの映画館「東座」にて、
いつもはふんわりとパフュームが香る館内が、今日はカレー✨✨です!
松本の「DOON食堂 印度山」のご主人が素晴らしく美味しいキーマカレーを提供してくださいました。
うーん、こんなに上等の挽き肉をふんだんに使って、儲けになるのだろうか?と心配になるような一皿でした。
オーナーのアシシュ・シルプカーさんはバジュランギおじさんみたいに お人が良いんでしょうね。北インド、ウッタラーカンド州デーラー・ドゥーンご出身。
小さなロビーでお客さんたちは上映前に舌鼓です。(僕はテイクアウトで頂きました)。
いい館主は、いいお友達をお持ち。
素敵な人脈のおかげで、こうして映画とコラボした楽しい企画をやってくれます。
もちろん今回もいっぱい泣きました。
コメントありがとうございます。
再上映のタイミングで観られて本当にラッキーでした。激推しの人に紹介されて観に行きました。
もっと多くの人に観てもらいたい映画です。
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たなかなかなかさん
うちの仕事現場に、インド人とパキスタン人がいて、並んで作業をしているんですよねー
お互いに核爆弾を向け合って対立する彼らの母国・・
「仲良くしなよ!」と願わずにはいられません。
インドの彼には「ナマステ♪」、
パキスタンの彼には「アッサラーム・アライクム♪」。
笑顔の挨拶は超大事♥️
きりんさん、コメントありがとうございます😊
やっぱり挨拶っで大事ですね🙌
多国籍化する現在の日本ですが、国家間の対立と個人の人間関係とは別の問題であるということを、この映画を観て多くの人に学んでほしいですね♪
きりん さん、
コメントありがとうございました
普通の大衆居酒屋です。でもかなり、美人さんなんだな~
メニューにスリランカ料理やカレーはありません。
夜食用に別のインドカレー店で弁当テイクアウトしましたけど。なすとオクラのカレーをチョイスしました。
インド三昧の日でした。