「紀里谷和明監督がハリウッドデビューを果たした記念すべき作品。」ラスト・ナイツ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
紀里谷和明監督がハリウッドデビューを果たした記念すべき作品。
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賄賂を渡せと直接的に言わないところでピンとくる・・・まさしく『忠臣蔵』の世界なのだ。忠臣蔵も最近ではハリウッドに認められているが、『47RONIN』などという駄作も誕生する。
領地を没収されてからというもの、大石内蔵助ライデンは酒と女に溺れる始末。復讐に怯えるモットは、強固な城を建築し、部下の一人イトー(伊原剛志)に命じて常に彼を監視させる。そんな中でも他の仲間たちは鉄壁の城の職人として出入りし、綿密に地図を作製してともに復讐を誓いあっていたのだ。モット側にも信頼できるオーギュスト卿(アン・ソンギ)がいて、娘ハンナ(パク・シヨン)を彼に嫁がせながらもライデン側と密通を交わしていた。
巨大すぎる城に侵入するクライマックスは見応え十分で、さすがに日本のオリジナルとは違い、死者もいっぱい出てしまう。そして、復讐を果たすと、残った全員が自首するわけではなく、バルトーク家の名を残すためにライデン一人が処刑を受ける。
主君への忠誠心というものを描いている割には、ライデンとバルトークが友人みたいな表現があった。多分、翻訳者が戸田奈津子だからだろうけど・・・それでも、『47RONIN』よりは日本人として楽しめたし、アメリカでの評価が低いことが疑問に思えるくらい。
最初にびっくりしたのは「DMM.com」プレゼンツとなっていたこと。
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