トランス・ワールドのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
おおお、そうくるか。
なかなか新鮮であった。 大好物です、こういうの。
最後のジョディの変身(?)がいい。上品な美しいお嬢さんって感じ!環境って大事なんだなあ。
サマンサも娘と幸せそうでよかった。(抱えていた壺は何だろう。。)
トムはてっきりいつ豹変するかとビクビクしていたが、最後まで好青年でかっこいいままだった。
でも、トムは最後現れなかったね。。そうか、そういうことか。
映画って不思議だね
サスペンスでもSFでもなくファンタジーとして捉えるのが正解だろう。
かなり低予算で作られていると思うのだが、それでも十分に見応えはある。
多少の謎解き要素はあり、伏線回収もそれなりにあるが、そこに重きを置きすぎなかったのが良かったと思う。
低予算でも脚本がしっかりしていれば良い映画は出来る。
どんなに巨額の予算を掛けても見終わった後に時間を返せと言いたくなる駄作が出来上がることもママある。
映画って不思議だね。
ワンシチュエーションなのに飽きない展開
時をかける家族たちが先祖のじいちゃんを救う話。全く期待してなかったけど面白かった。良かった点は2つある。
1つめは、「ワンシチュエーションなのに飽きない展開」だ。
序盤はよくある遭難ホラーかと思いきや、全員が血族と分かる中盤以降はがっつりタイプリープ物に。一度に二度楽しめる作品。
遭難、小屋、斧、訳あり見知らぬ男女、ホラー要素の寄せ集めみたいな設定。最初はトムが何考えてるか怪しくて「コイツ絶対裏あるだろ...誰か殺しそう」と思ってたけど、全然違くて予想外れた。そもそもホラー路線じゃなかったのね。トムさん、見かけで判断してごめんよ。
中盤からは登場人物の全員が血縁関係だったという衝撃の事実が発覚。誕生日の伏線だったり、ジョディとサマンサが会話してる時の距離感だったり、なんとなく「もしやこの2人親子なのでは...?」と、若干感づいてしまった部分もあったけどね。それでもワンシチュエーションで家族が一丸となって先祖を救う、という新鮮な設定に終始ワクワクして観れた。
救われる立場のじいちゃんが一番荒ぶってて笑った。アンタをみんな救おうとしてるのに非協力的で、挙げ句の果てには孫をぶっ殺しちまうだなんて...。でも、このじいちゃんが物語に緩急をもたらしたから必要な存在だったのかもしれない。ジョディ、サマンサ、トムの三人だけだったら、のっぺりした展開になって飽きてたかも。ありがとう、じいちゃん。
2つめは、「ジョディの印象が最初と最後でまったく違う」こと。
冒頭からの強盗でワルなジョディと、最後の上品なお嬢さまジョディでは、とても印象が変わって驚いた。髪やメイクだけで人はあんなに変われるんだね、役者さん凄いわ。
ジョディの成長も分かりやすいのもいい。強盗や人殺しの罪を犯すジョディが、本来会うはずなかった家族にあって徐々に改心していく。家族が実際に側に居て会話できる、これだけでも大事なんだと気付かされた。
俺は母子家庭で父親という存在がよくわからないけど、父親が居ない分母親と祖父母にたっぷり愛情注いでもらったから優しい人間になったと思っている。もし、これでだれからも愛情を受けずに育ってたらガラッと悪い方に性格が変わっていたかもしれない。
個人的にエンディングが好き。普段EDは観ないですっ飛ばすんだけど、この映画は最後までずっと観ちゃった。ジョディとサマンサが2人で浜辺を歩いてるシーンと、哀愁ただよう音楽が絶妙にマッチしてたから。余韻が心地よいから皆んなもED味わって欲しい。
知名度低いし、タイトルとパッケージからB級映画臭ぷんぷんしたけど舐めてた。だけど良い意味で裏切ってくれたので、タイムリープものが好きなら観て損はない1本だ。
うーん、複雑。
1.25倍速で見たからか、家系図が無いと理解しづらかったかな?
父、娘、孫娘、孫娘の息子が各々成人した状態で一同に会するって発想は斬新で良かった。
爆弾で死ぬはずだった父を救うことによって?それぞれの人生が良くなるはずだ?って言う息子のセリフが何だか疑問。(どうせ自殺する運命だから…っていう動機付けは有ったが半丁バクチ)娘も言っていたが、それだと私=娘が生まれなくなるかもって。
それと、父と息子がもみ合ってるうちに孫娘、死んじゃってるし=息子も消滅。
でも最終的には無事、皆んな産まれました〜、前世界線より幸せです〜って、なんだか腑に落ちない感じ。
それぞれが荒んだ生活の中で罪を犯し、でも各々が不思議小屋の共同生活を通して悔い改めたシーンを描いておいて、その結果のハッピーエンド…だったら良かったかな。
おもしろかった
タイトルで死後の世界か臨死体験か予想がついていたが楽しめた。
始まりは音楽が怖い感じで、結構怖い話だったらどうしようかと思ったけど、ホラー要素はなくサスペンス・ミステリーで大丈夫だった。
こうすれば、ああすればとアドバイスしたくなる。
状況の推理と打開策を真剣に一緒に考えながら見た。
キャラクターがみんな違っていい。
結末、
時間の流れはどうなるのかわからないけど、よかった。
人の数だけ世界があるのかも。
いや世界は人が主体な訳ないから無数に世界があって気まぐれで神が他のパターンを経験させてくれる?
とにかくよかった。
設定は好みだったけど、、、
設定はかなり好みだったけどストーリーは少し尻すぼみに感じたかな。
言葉の壁はなくてもよかった気もするんだけど、それだと歴史が簡単に変わり過ぎちゃうから敢えてそうしたのだろうか?
何故彼らが選ばれて何の為に、このシステムがあるのかが謎のままで、もしかしたらCUBEみたいに真相は続編で徐々にって事もあるかも知れないけど、現時点では不満要素の一つ。
ラストも結局、あの二人は、謎の空間で奮闘してた二人とは見た目は似てても別の歴史を歩んだ人格が異なる別人だから、何というか知らない人が最後に立ってるって感じに見えてしまって私には少し不満でした。
ネタバレ、絶対に出来ない話。ネタバレされたくなくば読まないで下さい。
面白いが、一点だけ矛盾がある。しかし、そうしないと、そうならなかったから、仕方ないのかなぁ。
その点をもう少し綿密に脚本すれば、もっと、面白くなると思うが。
アイデアはいい
何も先入観無しで見ました。
ミステリー・ホラーかと思っていたら違って、いい意味で裏切られた。
あの何も軍事的に意味のない場所を空爆する疑問を感じる前までは興味深く拝見しました。あのところをもう少し自然に描いてくれれば…
でも、最後は少し心が暖かくなりました。
ネタバレなしで見てほしい
なんとなく再生しただけなんですが、ものすごく面白かった!!
予備知識とかネタバレなしで見た方が絶対に面白いので、私のレビューはこの先読まない方がいいかも!
気付いたら森の中に揃ったお互いに面識のない男女3人が最初は警戒しながらも段々と協力していく内に、3人のいた場所や時代が違う事が明らかに。
しかも4人目のドイツ兵が現れて、ペンダントの存在から全員の関係が明らかになる辺りは「なるほどー!」と画面に釘付けでした!
ドイツ兵は攻撃的すぎて最初取り付く島もないのがちょっと嫌だなぁ…と思いましたけどね。本人からしたら戦争中だから目の前に怪しい3人がいたら攻撃的になるのは理解できますけどね。
いやー、しかしまさかのタイムトラベルものだとは思わなかった…。
全員近い未来に死ぬ運命なんだけど、過去改変で回避できるかもって展開も私は熱くて好きですね!
でも、ジュディがグレずに育ったら同じ相手との子供はできないだろうしトムは結局消えてしまうんじゃ…?と思って悲しくなった。ラストもトムが産まれるのかどうかもわからないのが辛い…。
タイムトラベルした原因とか理由もフワッとなので、明らかにしてほしいって人だとちょっとモヤるかも?
てか、ガソスタのおじさんは結局死ぬ運命なのね…。
いい意味で想像裏切るストーリー
道に迷い、古屋を彷徨う3人が実はそれぞれ違う時代から来ていだことがわかった、というストーリー。
全然先が読めないのでどういう風に終わるのかと思ったら、
良い意味で想像を裏切るようなストーリーで面白かった!!
ペンダントの共通点を発見してから、気持ちよく今までの伏線を回収してたのでみていてスッキリ。
ラストも思い描くいい未来でよかった。
さくっと見られて良い
アマプラで評価が結構よかったので観てみました。
最初の方はなかなか話が動かなかったのですが、だんだんと彼ら彼女らがどこから来て、どんな関係なのかが分かっていって、すっきりと観終わることができました。
ハッピーエンド(と言えるかは結局お店が襲われて、お店を襲う人もいるので微妙なのかもしれないけど)で良かったです。
ミステリーゾーン
アマプラにて鑑賞
キャサリン・ウォーターストーンが好きなので選んだのですが、思ったより面白く鑑賞できました。
山小屋の3人の会話に違和感というかズレのようなものが少しずつありますが、気付いた時にはほぼ状況が明かされていたタイミングでした。
冒頭で強盗に入った店の店主は人生をやり直すチャンスを与える神様なんですよねきっと。
少し長めのミステリーゾーンって感じの映画で楽しめました。
あらすじを説明するだけでネタバレになりかねない
YouTubeの映画紹介動画で「伏線回収やどんでん返しが観たいならオススメ」と名前が挙がっていた作品。内容に関してはほとんど知らない状態での鑑賞になりました。
結論としては、不満点が無いわけじゃないけど非常に楽しめました。序盤から不穏な雰囲気があり、「ホラー映画かな?」という感じなんですけど、登場人物が少しずつ増えてきて新たな情報が出てくる度に「あれはそういうことだったのか」「あれも伏線だったのか」という驚きの連続で、伏線回収系映画が好きな私にはハマる作品でした。ストーリーに関しては何を喋ってもネタバレになってしまいそうな気がしますので、もしもこのレビューを映画を観る前に見ている方がいらっしゃれば、今すぐブラウザバックして映画を観てきて欲しいです。
・・・・・・・・
夫の実家に夫婦で向かっている途中、車がガス欠を起こして立ち往生してしまったサマンサ。ガソリンを買うために周囲を探索に行ったきり一晩たっても戻ってこない夫を探すため、サマンサも周囲を歩き回ることにした。森の中に小さな小屋を見つけたサマンサは小屋の中で、同じく車のトラブルで三日前に小屋にたどり着いたトムという青年に出会う。その後、彼氏との口論の末に車から追い出されたジョディも小屋にやってくる。三人で協力して森から抜け出そうと画策するも、歩けども歩けども小屋のある場所に戻ってきてしまうのだった……。
・・・・・・・・
物語序盤、小屋や周囲の森で起こる怪奇現象について描写されます。古ぼけた小屋。壊れた無線機。小屋からまっすぐ進んでいるはずなのに気が付けばまた小屋の場所まで戻っている。ホラー映画のような不穏な雰囲気で物語が進んでいきます。
そして中盤あたりから、偶然同じ小屋に居合わせたと思われた三人が実は別の場所・別の時代から来た人間であることが判明します。これは序盤から伏線が張られていたこともあって「なるほどな」と思う展開で面白かったです。
最後に終盤の展開。「何故三人がそのような超常現象に巻き込まれたのか」が何となく理解できるとある展開が起こり、ラストのハッピーエンド(?)へと続くわけです。果たしてあれがハッピーエンドなのかは解釈が分かれそうな気がします。少なくとも私はハッピーエンドとは到底思えませんでした。
随所に仕込まれた伏線。後半からの伏線回収は実に見事で「伏線回収系の映画好きなら観ておくべき」という評価があるのは理解できます。伏線回収系映画にありがちな弱点である「前半が退屈」という点も、本作ではホラー的な演出で緊張感を維持させていたので「つまらん」とは思いませんでした。
ツッコミどころ多め。
ツッコミどころ多め。
↓ネタバレ有り
・足を骨折してるのに余裕で歩き、走りまくる。
・水が底を尽きそうだ...とが言ってるがお前、川から汲んできたって言っとったやんけ
・ラストは見た目が同じで生きてるのでハッピーエンドに感じるが、同じ性格じゃない時点で別の人間。全くハッピーエンドではない。
ジャンルは?
初めはサイコスリラー?と思ったが見ていくうちに、タイムスリップ、ファンタジー物だ!と。お金も掛かっておらず、俳優はスコット・イーストウッドしか知らなかったけど、アイデア良くて中々面白かった。どういう繋がりがあって集められたのか、ずっと思ってましたが、まさか4代にわたる親子だったとは。強盗で入った店の店主の一言、金庫の中が始まりですね。
結構よかった。
amazonのレビューで高評価だったので、何気に見たら、割と面白かった。ストーリーは3人目辺りで読めたけど、よく出来ていたと思う。分かりやすい、けど感情的に、娘と分かっても、違和感過ぎて、感動の再会にならないけど。だんだん、実感が湧いて親子の絆みたいなものが生まれる感じとか。良かったかなー。
軽い気持ちでみたけど☆
暇つぶしになんとなく見た映画だけど、結構面白かった。最後まで飽きることなくサラッとみました。舞台が変わらず、ひたすら森の中での出来事だけどストーリーが面白いから飽きない。最後がハッピーエンドで良かった。
『君の名は。』より面白いパラドクス!拾いもん
オープニングはコンビニ強盗する若いカップル。現金は奪い取り、ついでに「その金庫もよこしな!」と店員に銃を突きつけるジョディ(サラ・パクストン)だったが、「お気に召さないと思いますよ」という店員の声とともにドーン。全く風景が変わり、森の中を彷徨う妊婦サマンサ(キャサリン・ウォーターストーン)の姿が描き出される。
小屋にたどり着き食料を探してみるが、そこへ小屋の住人かと思われる男トム(スコット・イーストウッド)が斧を持って現れるのだ。ホラー要素はここだけだったかと思うが、サバイバル生活を強いられ、翌日にはまた一人の女性が現れる。あ、強盗やってたジョディじゃないか!と、サバイバル生活も3人で過ごさねばならなくなった。
サマンサはガス欠の車、トムは事故った車、そして強盗やったことを隠しながらも瞬間移動してきてしまった女ジョディ。水や、寒さを防ぐために苦労しながら、昼間は森からの脱出を考えていたのだが、どこへ向かっても小屋に戻ってきてしまう。やがて3人が自分のいる場所が全く違う(ウィスコンシン、ニューハンプシャー、サウスダコタ)と主張することで関係もぎくしゃくしてくるのだが、銃声は聞こえるし、皆が自分が死ぬ夢を見るし、途方に暮れる3人であった。
ある日、近くの枯葉に埋もれた防空壕を発見するが、そこにある地図やワインなど、全てドイツ語だったのだ。父が同じく戦死したというサマンサとジョディ。父親がドイツ人であるというサマンサが第二次大戦の・・・などと言うものだから、3人の時代がそれぞれ違うことも発覚!場所だけでなく時代も違うとなれば『君の名は。』を思い起こすのですが、いったいどんな結末を迎えるのでしょう・・・とワクワク感が止まらない。
何度も聞こえた銃声はナチス兵のものだった。本人はナチス兵じゃない!ドイツ兵だと主張するところも可愛い。しかし、彼は乱暴者であり、3人をロープで縛り上げたりする。そして見つけたロケットペンダント。「どこで手に入れた?」とドイツ語でまくしたて、詰問するドイツ兵ハンス。あら私も持ってるわよ!あなたは?などと、ストーリーの核心部分が見えてくる。
4人がそれぞれ不幸な死に方をする物語。しかも、ハンスが曾祖父で、サマンサが祖母、ジョディが母親であるトム。うそだー!信じたくないと頭を抱えるクリント・イーストウッドの息子は悩む。それぞれ大戦中、1962年出産時、1985年死刑、2011年自殺という重いテーマではあるのだが、曾祖父が空爆から生き残りさえすれば幸せな暮らしができるんじゃないかという結論に達し、なんとかハンスを防空壕に導こうと頑張るのだが、いかんせんドイツ語がわかるのはサマンサだけ、しかも片言。ジョディの腕の傷が消えていくわよ!といったタイムパラドクスものの常套手段も使われ、親が死んだら消えてしまうという残酷さ。どうせ年末にはみんな死んでしまうんだから、未来のやり直しに賭けるという前向きな展開は評価できると思います。うーん、面白かった。ほんと拾い物。
タイトルなし(ネタバレ)
どこかわからない場所で迷子になってしまった3人。3人が3人とも状況を飲み込めずに警戒し合う。やがて、場所の検討はおろか、生きる時代さえ異なることに気づく。4人目の人物が現れることで事態は急展開を見せる。それぞれが親子関係にあること。全員自らが死んでしまう夢を見ていること。その事実に気づくのだ。
わからないことばかりの世界で、唯一はっきりしてることは、自らの不幸な未来の結果としてそれぞれが存在すること。であるならば不幸の元凶となった現実を変えることで未来を変えられるのでは?
種明かしの後は一気にハッピーエンディングに向かう感じでもう一声欲しかった気もするけど、時代も場所も違う世界に迷い込むという荒唐無稽なミステリーにどうやって結末をつけるかと思っていたら予想以上に綺麗なオチでプロットが実に見事。
全23件中、1~20件目を表示