劇場公開日 2016年2月27日

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「実際は"男が眠る時"」女が眠る時 せっちゃそさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5実際は"男が眠る時"

2016年3月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

のほうがしっくりくるのではないでしょうか。

男(健二)の現実と想像(妄想)。
そのはざまを不透明にさせて観ている側に考えさせる意図を感じました。
まさに眠って夢を見ているかのような。

ただ、芸術性・哲学性を表現しようとするあまりに、安っぽさが出てしまっているのが残念です。

今作で目に付いたのはリリー・フランキー。作品の世界観へのはまりっぷりはさすがの一言。
"デニール"についての会話には笑ってしまいましたが、確かに…!と思った男性陣は間違いなく多いと思います(笑)わたしも思わず「あー、わかるわかる。それなー!」と納得してしまいました。

…。

話は戻って、どこまでが現実でどこからが想像なのかは観ている人単位で異なってくるので、
観た人同士でやんややんやとストーリーについて話し合うのには面白い作品だと思います。
が、好き好きが大きく分かれる作品なので他人に薦めづらいなー、というのが正直な感想です。

せっちゃそ