「圧倒的な顔の濃さ! 血がたぎるハイテンション!」バーフバリ 伝説誕生 pepperleeさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な顔の濃さ! 血がたぎるハイテンション!
いわゆる失われた王の帰還までの物語。
赤ちゃんで拾われた王子が、映画開始3分で立派な髭のマッチョに成長します。
そんな、濃い顔の主人公が引っ張る物語は、インド特有の神話テイストと、マッチョ思想が合わさり、とにもかくにも終始ハイテンション。
開始一時間くらいまでは、主人公のほのぼのキャラもあり、ほんわかした気持ちで見られるのですが、国を乗っ取られた元・王妃が出てから話のエクストリーム度数が急上昇します。
「裏切り者を生きたまま火炙りにするのよ!」という王妃は、並々ならぬ意思の持ち主。この人の顔の濃さも主人公にひけをとらず、必見です。
そして後半、お話は国の権力争い方面に拡大していくのですが、他国との戦争シーンがまたすごい。
戦争シーンは、マッドマックスと戦国無双と300が合わさったような、過剰すぎる演出で、どんどん敵をぶっ飛ばし、ぶん投げ、矢でいぬく。もうそこまで振りきれると、なんだか寓話的、神話的に見えてくるから不思議です。
前半は少し気が散る所もあるものの、後半はだれるとこなく突っ走り、気づけばエンドロール。見終わったあと「バーフバリ!バーフバリ!」と、全力で称えたくなってしまう、そんな映画です。
ああ、続編を見に行かなきゃ。
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