「荒唐無稽」スティールワールド odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
荒唐無稽
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凶悪ロボット対少年レジスタンスと言う構図は一見ターミネーター風で興味をそそられたが、脚本がお粗末、というより手抜きが過ぎる。ちょっと手間を掛ければ論理矛盾は避けられるのに努力が見えない、所詮子供向けなのだから説明不要と端から高を括ってるのでしょう。
地球外ロボットというが送り込んだ宇宙人の意図が意味不明、全人類の脳をスキャンして、いったい何を知りたいのか?生物学的好奇心としてもサンプル調査で十分でしょう。ナチスもどきの生体実験風でうすら寒い、それが狙いなのかも・・。
外出禁止令なんて今のコロナ禍みたいだが、完全ロックアウトで3年間、ライフラインは止まるし人間は皆餓死してしまうでしょう。
バッテリーで監視センサーをショートというアイデアはアナログだけど分かり易いのに突然、敵のロボットを操れる超能力が具わるのはショーンは実はX‐men?、都合が良すぎてもはや茶番劇。
要するに子供たちが地球を救うアドベンチャーものが作りたかったのでしょう、敵も子供じみているし、実行犯は寝返った地球人、植民地支配と同じ現地人を手下に使う手口はイギリス人らしい発想。いい爺さんが他人の嫁さんに横恋慕というのも製作陣のセンスの古さが鼻につく。
たった11日で世界征服した相手、軍でも勝てなかったのに子供たちでは到底無理、それを誤魔化し誤魔化し奇跡の勝利に持っていこうとする企画だから大人の鑑賞には耐えません、残念。
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