アウトポスト37のレビュー・感想・評価
全2件を表示
.
自宅にて鑑賞。南アフリカ・英合作。異星人との死闘を描く(途中、報道映像や生き残る兵士がネタバレしてしまうインタビュー画像がインサートされるが、基本)POV。中近東の砂漠が主要な舞台で、女性が殆ど登場しない。世界観や背景がしっかりしており、爆破で画面が乱れる等、戦闘シーンはリアル。軟体系や虫系、或いは頭でっかちで貧弱なグレイ系等では無く、“エイリアン”と云う語のイメージとは違う、今時珍しいガッチリズッシリ系の異性人“ヘヴィ”が登場。細かい綻びもあろうが、充分愉しめたし、嫌いじゃない。65/100点。
・後半に表示される「最後の死者」とのテロップ後もバタバタ死ぬのだが、コレは基地内での死者の意味か。ラスト近くグッと詰め込まれており、テンポが狂いスタッフロールへとなるが、その後も少し続く。「kill me」と云う部下を躊躇無く殺す“スピアーズ”大尉のR.ラヴァネロが存在感があり佳かったが、欲を云えば、この人モウ少し身長が欲しいところ。
・鑑賞日:2015年5月7日(木)
笑うに笑えない
イギリス映画ですが、けっして悪ふざけの映画ではないと思います。地球が異星人に侵略されて、「異星人を早くみたい」とそそらせる演出は王道を意識していると思います。ただし、サルの惑星かと思わせるへヴィーと称する異星人の姿は、やはり残念です。
へヴィーはレーザービームで攻撃します。結構強そうに見えるのですが、REDと称する特別に開発した弾に当たれば、首もふっとびます。進化した猿と大差ありません。人類といい勝負です。そのへんが、ただの娯楽作ではないっぽい感じが出ています。こんなのに侵略されるほど人類弱くないと思います。原爆もあるし。でも2033年には原爆廃止されているのかなあ。
とか、考えているうちに、異星人の最後の砦での戦闘シーン。このへんは、なぜかすごく力がはいっていて、迫力あります。戦う仲間が死んでいくのですが、戦争の悲惨が情緒的に描かれる。人類滅亡の瀬戸際の戦いも局地戦として描かれる点は、英雄的戦いの定石というべきでしょうか。
へヴィーは現地人を洗脳というか、物理的にコントロールして、地球防衛軍と戦うわけです。洗脳された現地人はターバンまいたイスラムなんですね。何というか・・・こんな単純な映画よく作りました。
全2件を表示