オデッセイのレビュー・感想・評価
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(-_-) インターステラー+ゼログラビティー÷2
話が唐突に始まるので超違和感がありました。いきなり火星で独りぼっち。あっという間にジャガイモ作って、水作って
あれれれって感じですよ。火星の土使って野菜作っちゃうんだから凄いですよ。正直その場面しか頭に入んない感じです。
最後は仲間が助けに来るんだけど、お得意の『速度が速すぎて、ピックアップできない!』ってな感じだけど、
ボリショイサーカス並みのアクロバティックな救出で地球に帰れたとさといった話。
中国とも仲良く手を組んで救出!なぜ中国?悪くてもロシアじゃないの?
正直なんかの二番煎じな映画だなと直感的に思いました。
リアル宇宙ものは映画館で観なきゃ
今年一番の傑作!、というにはまだ2月だけど、これを超える映画が今後出るか疑問に思うほど良かった。
■映像
なんといっても映像が素晴らしい。薄青い火星の空、グランドキャニオンを思わせる赤い大地、吹き荒れる砂嵐…。実際の火星に降り立ったかのような臨場感。そして無限の、驚異の、非情な宇宙。これは映画の大スクリーンでなければ味わえない。
宇宙船を含む機械類も、本物にしか見えない。この映画に全面協力しているNASAは、実際に火星への有人探査を計画しているらしいので、リアリティの面ではすごいレベル。
■ストーリー
火星に1人取り残され、サバイバル、という、いわゆるロビンソンクルーソーものなんだけど、他とは一味違う、2つの特徴がある。
1つは、主人公はスーパーポジティブで悲壮感がない、ということ。映画全体が楽観的で楽しい。かといってご都合主義というわけではなく、次々に絶望的な困難が降りかかってくることには変わりがない。
人間が絶望的状況に立ち向かうために必要なもの。「知識、知恵」はもちろんだけど、「意志、勇気」も同じくらい必要であることに気づかされる。
もう1つは、地球やクルーの協力の部分にかなり大きな比重がかけられていること。映画のドラマ全体の中で、主人公のドラマ以上の比重がかけられている。
これは、ウルトラマンでいったら、たまにある科特隊のドラマが中心になってる話のようなものだ。
主人公はこの映画におけるヒーローには違いないが、そのヒーローは大勢の準ヒーローに支えられている。
なんだかこの構図、既視感があるな、と思ったら、「はやぶさ」はまさにこの形だったな、と思う。地球への不可能に近い帰還を、地球側からあれやこれやしてなんとか助けを出すところが似ている。
■テーマ
「合理的判断を超えたところにある価値」「進み続けることの価値」を強く感じた。
たった1人のアメリカ人の宇宙飛行士を救出するために、世界全体が協力するという、現実にはありえなさそうな事が起こる。
しかし、決してご都合主義ではない。打算、政治的駆け引き、感情、様々なものをときに正攻法に、ときにトリッキーに、1つ1つクリアしていく。
国家機密、予算、人命を伴うリスク、様々なものを犠牲にする、あり得ない判断だ。合理的に考えれば。
しかし、その合理的判断を超えたことに挑戦することで、逆説的だが、とてつもない大きな利益が得られることもある、と言っているようだ。例えば、世界の気持ちを1つにする、というような。
中国が協力するくだりには、この映画のメッセージ性を強く感じた。普通であれば絶対に協力するはずのない二国が協力するきっかけを与えたのは、たった1人の人間の命を救うことだった、と考えると、なんとも面白い。実際の政治の世界でもこういったことはときどきある。
合理的判断というものはイコール現実的判断というわけではないし、合理的判断をしたからといって、未来を予測できるものでもない。
実は宇宙開発そのものが、合理的判断の文脈では否定するしかないものだ。地球以外の星に移住することや、宇宙の資源を利用することは、現実的な話ではない。では、一体どんな価値があるのか。なぜ人は宇宙に出ていかねばならないのか。
原作小説のタイトルである、Martian(火星人)に、どんな意味が込められているのか。火星人、といったとき、そこに対比されるのは、地球人、だ。地球を外(例えば火星)から見た視点を全人類が手に入れたとき、人類が協力し合える可能性もあるのではないか。
■科学考証
最後の主人公のアイアンマン式移動法は、なんだか無茶な感じもするが、映像として見せられるとギリギリ有りかな、と思った。映画のリアリティと盛り上げのどちらを優先するかで、かなり取捨選択が難しいシーンだと思う。
火星の大気圧に1つの疑問が…。火星の気圧は常に低いように描写されているが、一方で建物を大破させるほどの猛烈な風があるとされてて、矛盾しているように思った。
ポテト農園を、火星の砂と排泄物から作っていたが、排泄物を分解する土壌細菌はいらないんだろうか?
これらは原作小説読めば、詳しく解説されてるのかな。
ちなみに2Dで観た。個人的にはこの映画は2Dで観た方がいいと思う。比べたわけではないので、あくまで個人的見解。それより、できるだけ大きなスクリーンで観ることが重要と思う。
■追記
この物語におけるキャプテンには何かある、と思って考えていた。
主人公をはじめに見放したのは、完全に合理的な判断で、それを誰もが認めている。生還の望みの薄い彼のために、全員を全滅させる危険にさらすなどできない。
にも関わらず、キャプテンは負い目を感じざるを得ない。そして、最後に主人公を助けるために、キャプテンは自分の身を捧げる。キャプテンにとって、主人公を救う機会を再び与えられることは、とてつもない喜びだっただろう。決してやり直すことが許されないはずの過ちを、取り返す機会を奇跡的に与えられたのだから。
と、ここまで考えて、この物語の全体が実はイエスキリストの復活の伝説を雛形にしたものなのではないか、と気づいた。
主人公はイエス、ペトロを代表とする弟子をキャプテンと考えると、なんとなくあてはまる気がする。
英雄は死ぬことによって英雄となる。
英雄は死から蘇り、奇跡を信じさせる。
人々の「祈り」により、英雄は地上に帰還する。
全く悲壮感がない!!!
火星に取り残されたのに、全く悲壮感ないわ。
主人公が前向きすぎて、スゲー。一番ヤバイと思ったのはじゃがいもがだめになったとき、ほっこり来たのはローバーへメモ残す所。
みんな自分のできることをしっかりやって、問題を片付けていくので、安心してみれた。(それでいいのか)
久々のマットデイモン主演作を観た 流石の演技 火星に一人取り残され...
久々のマットデイモン主演作を観た
流石の演技
火星に一人取り残された極限状態の心境、科学を武器に生き残る力、そして残されたディスコ・ミュージック
現状を冷静に捉え、目標から逆算して行動する力が凄い主人公だと思った
ソル〇〇と、火星での経過日がどれくらいかを表現し、緊張感が伝わる
その反面ホントに危機的状況なのかと思わせるようなユーモアあふれるシーンも多く、メリハリがある
火星と地球のシーンが交互に描かれ、飽きない
とにかく火星が綺麗で幻想的
最後の救出ミッションのシーンのヒモが良くも悪くも世界観出てる
火星でのサバイバル
火星に一人で取り残された元植物学者の宇宙飛行士のサバイバルのストーリーです。火星で一人で前向きに創意工夫して生き延び、地球で世界が協力して救出しようとするあたりが感動的で面白かったです。
ミラーボール(宇宙)輝く中で四打ちビート
リドリー・スコットといえば、『ブレードランナー』『エイリアン』それと『ブラックレイン』ともう誰でも知ってるような有名な作品を撮っている。調べたら『Sir』の称号も貰ってるらしい。
そんなナイト(騎士)な監督が得意の火星で、サタデーナイトフィーバー宜しく、ハリウッド王道の『あきらめたらそこで試合終了だよby安西監督』的不屈モノの作品を撮ったので、まぁある意味ファンタジー(苦笑)だから鑑賞。
確かに音楽は往年のディスコサウンドで、普段のストリングス系の壮大さというより、軽く乗り越えていこうってイメージが表現されている。
只、軽いんだよなぁ。。。色々なサバイバル術が凄いのだけど、サラリとやってのけてしまう流れや、アクシデントの重要性もまた、なんだか低いハードルのような気がして。
でも、それがある意味テーマなのかもしれない。『思ってるよりも簡単だよ』って。いやいやいや、そんなことないだろw
火星から脱出する際、ロケットの上部の天蓋を外して重量を軽くするとか、発想の転換(結局火星も空気がないのだから成層圏というものがない?ので摩擦熱が起きない)等々、考え方を変えてみるっていう教訓は随所にみられた。
でも一つ! 中国が助けるって言う件、あれは全く意味がない。とってつけたようなスポンサーのごり押しなのか心遣いなのか分からんが、中国マネーがちらついて腹が立つだけ。ロシア位にしておけっていいたい。
正に、可もなく不可もなく
大まかなストーリーを聞いただけで、全て分かってしまう映画。といった点は覚悟の上だったのだが、辺境の地で如何に生き延びるか、その過程に期待したのだが、結論からすると、こんなものか、だった。宇宙でのサバイバル系で記憶に残っているのは、ゼログラビティだが、あの映画にあるような緊迫感は無く、比較的まったりと進行するので、事もあろうか、途中で睡魔が襲ってくる始末だった。4DXじゃなかったら、後半、しかもクライマックス付近でウトウトしたかもしれない。自宅に3D環境があるなら、ブルーレイの発売を待っても良いかも知れない。脚本家の問題もあるのだろうが、題材が斬新なだけ勿体無い映画だった。リドリースコット監督は、ブレードランナーとか大好きで、最近のプロメテウスも嫌いじゃないが、老いて丸くなっちゃったかなぁ。
ホットスタッフ!
「プロメテウス」以降、年1本ペースで作品を発表し続けているリドリースコット巨匠の新作。
個人的な解釈では、リドリースコットも、ようやく弟トニーの死を乗り越えたのか、全体的にポジティブな印象をうけた。
ここ最近のリドリースコット作は常に「死」は非情なものだとのメッセージを伝えてきていたが、本作では一変して、絶望に直面しても、希望を失わず乗り越えろ!というものだった。
マットデイモン扮するマークのボヤきもユーモラスで、劇中に流れるディスコソングの名曲の数々もポジティブな印象を与えてくれていた。そして何と言っても物語のオチがハッピーエンドだった事が大きい。
この監督はあまり「説明」をせず、観ている側に様々な解釈をさせる事が多いが、本作はとてもわかりやすく「謎」な部分も皆無でとても親しみやすいものになっていた。
そーしたあたりが、いつものリドリー節とは違うと感じさせてはいたが、火星を描く映像美は相変わらずうなるしかない。まさに職人の極み!
物語も一切ダラけさせず、テンポよく見せる演出もさすがと言わざるをえない。
希望を持たせつつ、同時に絶望感も味あわせ、再び希望をいだかせる、そのアップダウンも、グイグイ惹きつけられるものがあった。
こーした、リドリースコットらしさがありながらも、新たなスタイルにも今だに挑戦し続けているのではと、その現役続行ぶりにあらためて驚かされた作品でした。
サバイバル
「ゼロ・グラビティ」のハラハラ感と「アポロ13」の救出劇にサバイバルが加わった様な作品でした。
あの状況で生きようとするポジティブさが凄いんだけど、あんな不毛の地に畑を作ろうという発想がまた凄い。
植物学者で良かったねって感じです。
アポロ13を観た時もそうでしたが、一つの目的の為に皆が知恵を出し合い一丸となって取り組む姿が好きなので楽しめました。
ワトニーが生きてるとわかりクルーと交信した時も、救出された時も、そうでしたが厳しい状況でも冗談をいいあって喜べる仲間って素敵だなと思いました。
久しぶりにがっつりSFを観たなという感じです。
オデッセイ
地球からあれだけ離れた絶望的な状況、色々な表情で襲いかかる火星。その中を生き抜こうともがき人間の強さと賢さを緊迫感の中で駆使する主人公。生還した後の公演で話していた目の前の問題を一つ一つ解決していったら地球に還ってこれたぜ!に納得ww
あっ、こういうタイプね。
マッド・デイモンさん、本当によく取り残されるな・・・。まあでも、エリジウムに比べて非常にポジティブな考えの持ち主になってたし良かった良かった。
無駄話はこれくらいにして、本作だが予想していたよりも違う方向に進んだものの、概ね楽しめたと言った感じだ。
リドリー・スコット監督で失敗作扱いされている『プロメテウス』が好きな私からしてみれば本作は少し期待はずれだった。火星に1人残されるという設定だったので絶体絶命の状況下でどのように必死に足掻くかを期待していたが、ご都合主義が所々に見え隠れして作り手にとって非常に調子のいい展開が続き、7ヶ月くらいの月日をどのように生き抜いたかをやせ細ったマッド・デイモンの容姿でご想像におまかせしますというような感じも嫌だった。
この映画と同じような状況下で展開される『ゼロ・グラビティ』と比較すると圧倒的に『ゼロ・グラビティ』の方が恐怖感は強い。しかし、ストーリーとしては『オデッセイ』の方が笑いの要素も強く、ストーリーの展開も多く楽しませてくれる。私のように『エイリアン』や『プロメテウス』などの暗いテイストのリドリー映画を好む者からすれば本作はやはり少し的外れだった。
そうは言っても、マッド・デイモンの演技は圧巻で苦悩する表情なんかはかなりリアルで引き込まれる。所々で流れる場違いな音楽も映画を引き立てていてよかったし、前向きな気持ちにさせてくれる映画としては普通に楽しめる。火星の作りこみなんか本当に凄くて感動する。
リドリー・スコットに求めていたものとは少し違ったけど、何かと収穫のある価値のある映画だった。
マーク・ワトニーが教える科学サバイバル術。
「オデッセイ」2D字幕版で鑑賞。
公開初日、平日にも関わらず、若干席が混んでましたね~ほとんど大学生でした。
火星での任務中にマーク達は大砂嵐に襲われ、クルー達はミッションを放棄し、火星から退避することを決め、ロケットへ向かうが、退避する途中、マークを折れたアンテナが直撃してしまう。クルー達は、マークが死んだと判断し、ヘルメス号に乗って出発してしまう。
ところが、マークは生きており、火星に一人残されてしまったことを知り、わずかな物質を使って生き延びようと決意をする。
マーク・ワトニーは、持ち前の植物学者としての知識を活かし、前のミッションから保存されていた資材を材料にして、電気、クルー達の排泄物をもとに、耕作用の土を用意し、ジャガイモの栽培をしたりと、科学的なサバイバルをします。
自分は素人なので、宇宙の専門用語が少しだけ解りづらい所もありましたが、映画全体はなかなか良かった。
やっぱりマーク・ワトニー役のマット・デイモンが良い。
最初のアンテナの破片を傷口から取り出すシーンは痛々しかった。フゥーフゥー言ってましたもんね~(^^;リアルでしたw
中盤、マッチョだった体型が痩せてましたね。。
あと、火星の描写や宇宙空間のシーンも綺麗で素晴らしかったです!(^^)
ラストも納得のいく結末で、とても感動しました!
改めて科学って凄いなって感じさせる映画でしたw
前向きになれるハリウッド大作
宇宙好き必見。ゼログラビティーの息苦しさ、インターステラーのSF感とは違う宇宙モノ。
無重力表現は圧巻だし、音楽も素晴らしい。
この作品で主人公一人のためにかけた労力と費用って大変な規模だし各種演ご都合主義な演出もあるけど、見終わったあと笑顔でいられる作品はとっても大事だと思う。
悪態つきながら、芋を作るシーンは新鮮で単純にワクワクしました。映画館で3D鑑賞がオススメ。インターステラーのMデイモンは忘れてくだい。いい芝居者でした。
非現実的だから
たった一人を助けるために多くの犠牲を払っているが、現実の事態では切り捨てられるのだろうと思う。
中国が援助してくれたのは、最近のハリウッド映画にありがちな中国市場を意識した安直な演出だろう。
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