「そこまで、しますか…」オデッセイ R41さんの映画レビュー(感想・評価)
そこまで、しますか…
2016年の作品
非常に悩ましいのは、どこかで見たことのある感覚が付きまとってしまうこと。
おそらくそれは「アルマゲドン」なのかもしれない。
そしてこの作品の下敷きにあるのが、マイケル・サンデル教授の「正義について語ろう」だろうか?
火星で発生した大嵐
そして事故
緊急脱出したクルー マークを見捨てたことの是非と葛藤
そして地球で確認された彼の生存
それを巡って記者たちがNASAに詰め寄る
「すべて」を鑑み、最善策を検討する幹部たち
合わない計算 そこに現れた中国政府 中国案
クルーたちだけで出す結論 全員一致 マーク救出作戦の決行
さて、
何だこの違和感?
全員が善人ですべての知恵で彼を救う。
タイムズスクエアに集まる全ニューヨーク市民
マークが生き延びるためにしたジャガイモ作り
水作り
4年後に来る予定の着陸場所
偶然拾った「パスワインダー」
地中から掘り起こしたエネルギー源のプルトニウム
無人島でもジャングルでも砂漠でも… すべては同じ型だ。
ここに加えたのが、予定調和というのか、つまらない「問題発生」だろう。
時はオバマの時代 ノーベル平和賞??? 「Yes We Can」
この作品は一度地上波で見た気がしたがほとんど覚えていなかった。
それを確認したかったので見たものの、少々残念感が残ってしまった。
そうでしたか~ そういう映画だったんですね。
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