劇場公開日 2016年2月5日

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「孤独に耐え得る男」オデッセイ たけたけさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5孤独に耐え得る男

2016年4月3日
iPhoneアプリから投稿

孤独になりたいとはよく思うが、実際になるとはこれ位過酷な条件だと知らされるよき教訓映画。
昔、銀河鉄道999で列車が故障のため何十時間も止まったが、その時の過ごし方が鉄郎は素晴らしいと評価されていた。
しかし、鉄郎は孤独でもないし、ご飯やエネルギー、安全には心配がなかった。
オデッセイでは本当に孤独で地球で簡単に用意できるものは減る一方の状況である。
主人公は考えに考えて、工夫する。
誰かと通信したい、空腹はごめんだ、生存欲に付随する多くの欲求を満たすための工夫といったら、本当に現代人も何かしら経験しておいた方がよいものばかり。
1人で大声でアイデアを話したり、記録したりしながら狂気を抑える。
1人鉄腕dashであるとは、評判で聞いていたが、まさにそのようなチャレンジの数々。
相談力の強さが主人公を救う時もあれば、かなり戸惑わせることもある。
最終的には、やはり人間のその場の火事場のクソ力に頼ることも多かったが、ハッピーエンドと分かっていてもはらはらドキドキする。
映画らしい映画だった。満足。

たけたけ