劇場公開日 2016年2月5日

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「映画でしか描けない近未来空想世界、サバイバルに科学知識は必須」オデッセイ chakurobeeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5映画でしか描けない近未来空想世界、サバイバルに科学知識は必須

2016年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

理系人間にとっては、面白く観ることができた映画でした。火星に一人取り残された絶対的孤独感の心理状態で、諦めることなく前向き精神でそれまでに身につけた科学の知識を総動員して命をつないだ宇宙飛行士の極限的格闘を描いた映画でした。 既定路線とはいえ、彼が帰還に成功したときは感動しました。サバイバルにはそれなりのサイエンスの知識が必須ということを教えてくれます。 食糧の農作物確保のため、火星土壌の肥料として人糞を利用したのには笑ってしまいました。肥溜めなどは1950年前後の東京付近の農家では見かけられた光景でした。中国の宇宙船が手助けする展開は予想しませんでした。中国の宇宙技術が認められているのでしょうが、ハリウッドが映画市場として中国を重視している様子が分かりました。近々、中国は世界最大の映画市場になるらしいです。何はともあれ、昨今の中国の大国意識が宇宙の軍事利用に向かわないようにと、ふと、思ったりもしました。

chakurobee