スパイダーマン ホームカミングのレビュー・感想・評価
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過去最高のスパイダーマン
冒頭からアベンジャーズやシビルウォー未見の観客を容赦なく置いていきぼりにする展開、更にコアなファンしか分からない小ネタや伏線を張りまくる展開にただただ興奮だった。
オリジンや過去2シリーズで繰り返された要素は一切排除し、マーベルシネマティックユニバースのスパイダーマンを見事に作り上げてくれたスタッフを賞賛したい。
新生スパイダーマンのトム・ホランドはもちろんバルチャーのマイケル・キートンが本当に素晴らしく、悪党だが、極悪人ではない絶妙なバルチャーのキャラクターがきちんと立っており非常に魅力的だった。次回作でも再登場して欲しい。
240-32
さすがマーベルと言ったところ。
ペッパーが出てきた点やデップーネタ、親愛なる隣人などファンサービスが素晴らしい。
また、ピーターの、成長物語としての完成度も高い。スタークはきっと、未熟だった頃の自分とピーターを被せてたんだろうなぁ。
誤訳が何個か。冒頭でバルチャーが言った「business is good.」、商売繁盛と訳されていた。あのシーンでの商売繁盛は明らかにおかしい。仕事は順調だとかでいいと思う。あと「spider guy」をスパイダー野郎と訳したのはいただけない。蜘蛛野郎程度にしとけばいい…
(映像5 脚本5 演出5 音楽4 配役4)×4=92
これぞ青春アメコミムービー!
試写会にて吹き替え版を公開初日にMX4Dで見てきました。
今作のピーターは1高校生ということで、アベンジャーズ入りを目指して奮闘する一方、学業や恋愛にも目移りしてしまうなど、ヒーロー業と私生活への両立に四苦八苦する姿が、瑞々しく生き生きと描写されて、いい意味で青春しているなと感じました。
主演のトム・ホランドも歴代ピーター・パーカーの中で一番合っていると思いましたね。
そんな本作の一番良い点は、『シビル・ウォー』にて紹介が済んでいる分スパイダーマンの活躍が多いことです。
序盤から終盤まで満遍なくあって、ヴィランであるバルチャーとの対決が四ラウンドあるのもいいですね(MCU作品のシリーズ第一弾はだいたい終盤だけなので)。
また、解除されたハイテク機能によってパワーアップしたり(特にアイアンマンを彷彿とさせるAIとのやりとりは最高)、ホームメイドスーツが予想もつかない使われ方する辺りも面白かったです。
ネッド、メイおばさん、そして久々登場のハッピー・ホーガンなどサブキャラも無駄に多くなく、それぞれに見せ場がありまして、特にネッドは見終わった後は印象が変わること間違いなしです。
ヴィランであるバルチャーは、マイケル・キートンの怪演がとくかく素晴らしく、ピーターやトニーさえ霞むほどの存在感を見せ付けてくれました。それにしても元バットマンがまさかMCUでヴィランになるとは、当時の誰が予想できたでしょうか?
そんな本作の唯一にして最大の欠点はアイアンマンとの共闘シーンが無かったことですね。共演はしていますが共闘シーンは実質的には無く、予告で使われている空を舞うシーンも本編には無くて、HPやチラシなどでは「共闘する」書かれていたわけですが、この点だけは完全に宣伝詐欺ですね。
まあ、『シビル・ウォー』でも共闘はしていますし、来年公開の『インフィニティ・ウォー』でもするから今作ではお預けといったところだったのでしょうか?
吹き替えに関しては、トニー役の藤原さんが復帰してくれたお陰で、トニーの声が変わらずに済んだのが何よりも嬉しかったですね。
また、毎度物議を呼ぶ吹き替えキャストもタレントが一切関わっていないのもありがたかったです。これ以降の作品もこうだとありがたいのですが(『インフィニティ・ウォー』では何人か続投が居るので無理ですが)。
久々のスパイダーマン作品としては十分おもしろいので、気になる方は見に行くことをお勧めします。
最後の最後でガッカリ感
公開初日の昼間に「スパイダーマン ホームカミング」を観に行ってきた。
大きなショッピングモール内にある映画館にしては観客動員数は7割位。(後部座席はスカスカ)
夏休みと祝日が被る好条件にしては「スパイダーマン」という知名度が1人歩きしていて、わざわざ作品まで観に行く人は少ないかなという印象。
そもそもマーベル映画、アベンジャーズシリーズは順を追って見ないと話が分からなくなる作品が多い。
その中でもこの作品はまだ単品で観てもとりあえず意味は分かる方。
話は主人公、ピーター・パーカーのヒーローとしての成長物語。
ヒーロー物だと、大半は大きな敵と戦う事が中心で、あまり本人が普段からどういう生活を送っているのかなどの背景描写が弱い事が多いが、ここではピーターがヒーロー活動をしながらも学校に通っている姿を見る事ができるし、学校のシーンとヒーロー活動をしているシーンがバランスよく撮られていると思う。
ピーター自身も能力を持っている事以外はごく普通のどこにでもいる15歳の高校生で、特別に大人びている訳でもなく(成績は優秀みたいだが)日本の中高生とも変わらない。
戦闘中でもスマホを手放せない所なども今時の少年という感じ。
(劇中では、何故ピーターがスパイダーマンになれたのかという過程は省かれてしまってはいる)
ただ、一緒に出演しているアイアンマン(トニー)とピーターの関係性が師匠と弟子の関係性にとらえると少し描写が弱いと感じたので、もう少しそこは突っ込んで欲しかった所。
前作の「シビル・ウォー」でのアイアンマンの疲弊ぶり、悲壮感がちゃんと描かれていたのに、今回の彼は人が変わってしまったというか、昔のおちゃらけたアイアンマンに戻ってしまった感じがしたし、もう少しピーターの話に真剣に耳を傾けても良かったのでは?
結果的に大惨事になりそうだったのだし。
逆に、今回ピーターの敵側となる相手の悪役になるまでの過程がちゃんと撮られていたのは評価するし、コスチュームもきちんと設計されていてカッコいい。
ピーターの恋の物語も劇中に盛り込まれているが、よくある中高生の軽い初恋程度の物で成就はしなかった。
相手役は歴代スパイダーマンと同じくMJかと思ったが、今回のMJはピーターと同じクラブの部員程度で、友達というよりは顔見知り程度の関係で、ピーターは全く眼中になし。
アイアンマンの部下、ハッピーとピーターとのやり取りや、今回カメオ出演となったキャプテン・アメリカのシーンには和んだどころか笑ってしまうおちゃめさも。
100点~95点かなと言いたい所だったが、後半の後半にアイアンマンと久々の出演のペッパー(ほんの何分かなので出演というのはちょっとおかしい?)のわちゃわちゃしているシーンは余計というか無理矢理持ってきました感があり、今までの楽しい映画で終わろうとしている所を一気に気持ちが覚めてしまい70点といったとこだろうか?
2人の関係が復活するしないどうでもいいが、前作にもチラリと理由を話していたのだから、その過程は別の作品でちゃんと説明して欲しかった。
後は関ジャニのエンディングにがっかり感というかわざわざ持ってくる必要性を全く感じない。
全体的にはコミカルな学園ドラマ的要素が強く、アベンジャーズシリーズの中では少し変わった作品の1つ。(どの作品も最初のシリーズは導入編だと思うのでアベンジャーズとも関わりが薄くなっても仕方ないのは納得できる)
蜘蛛
え、待って、超面白い。
学園ものとヒーローものがそれぞれほぼ独立していて、かつ終盤で収束する上手い構成。
ヒーローパートはどうでもいいけど、高校パート大好きだった。
まあ僕がただ単に青春映画大好きおじさんだからかもしれないけど。
いままでのスパイディとはかなり毛色が違うけど、これは最高傑作の気配しますね。
あと僕は普通の友人が謎に有能なパターン大好きなので、彼の活躍は嬉しかったね。
というか、これスーツなくてもいけるやん。
76
さすがスパイダーマン映画
まったく新たなスパイダーマンでした。
『スパイダーマン:ホームカミング』は、本編のどこを話してもネタバレになるような気がします。てんこ盛りなエピソードと構成に無駄がありません。バルチャーの娘の描写が前半で全然なかった理由がわかった時はやられた、と思いました。
バルチャーは逮捕されますが、続編でワンチャンあってもおかしくない雰囲気を出してました。演じるマイケル・キートンが抜群に印象に残ります。
ただただ楽しい映画で、サム・ライミ版のような感傷的でロマンチックな雰囲気はないので、物足りない人は物足りないかもしれません。でも観ないでいるのはもったいない、マーベルの本気を感じる映画です。
キャプテン・アメリカ^^;
道具は人を縛るが、正義の心は何ものにも縛られない
今回のスパイダーマンは今までのシリーズと違って、ヒロインのお父さんが悪役だった。シリーズ毎にスパイダーマンのスペックが上がっていくのはいいが、悪役がイマイチだった。今までのシリーズに比べ、動機が単純すぎるし、信念のようなものを感じられなかった。視聴年齢が大分低いと思う。アクションやコメディ要素はしっかりあった分、シリアスな要素が弱かったように思う。
アベンジャーズのキャラクターがアイアンマン以外出てこないのもがっかりした。どうせなら、もっと出してくれればいいのに…。
今回のピーターは今までの中で一番派手だとは思うけど、幼稚なのがちょっと…。
最後にアベンジャーズの勧誘を断ったのは何でだろう…
アメコミ映画だけど青春ムービーでもある。
シビルウォーでは顔見世のチョイ役で有ったが、再リブートに当たる今作で単独での主演となった。
その為か誕生オリジンを省略しており、登場する悪役も今まで散々戦ってきたゴブリンでは無く、古参の悪役でも有るヴァルチャーの登場です。
そのヴァルチャーは原作では禿げた爺さんなのだがこの作品においてはカッコイイおじさんになってます。
その娘でピーターの恋の対象に成ってるリズもコミックでは初期の頃から登場しています。 但しこっちではヴァルチャーとは何の縁も無いと思った。
他にも原作コミックからの小ネタが満載でニヤッとします。
最後に今回のスタークは厳しくも有り優しい父親的なポジションです。
続編ではそんな彼からの自立も描かれると思われます。
次のパート2で真価が問われるところ
二度目のリブートとなる今回は、ピーター・パーカーがクモに噛まれる一連の流れを全カット。「だってみんなもう知ってるから描かなくてもいいでしょ」という製作陣の潔さが感じられて良し。
無邪気さが全面に出た今回のスパイディのキャラ付けも悪くない。ただその分、無邪気に張り切りすぎて事態を悪化させる展開が連続してしまう構成は難アリだし、肝心のアクションシーンも思った以上に見づらかったのが辛いところ。
予告編で観た以上の盛り上がりどころがなかったのも残念。
ただこれまでのシリーズ同様、パート1は自己紹介的な面が強いので、作品の真価が問われるであろう次のパート2に期待。
軽さが、イイね👍
これまでのスパイダーマンのような勧善懲悪的な重さは感じず、良い意味でのホップな軽さが、単純に楽しめる作品でした👍
どこにもいる、等身大の高校生ピーター、それに敵となるバードマンも今ひとつ悪になりきれない、おじさん的な役どころが親しみが持てるかな。
スパイダーマン・シリーズは、友人の父親がキーマンになる事が多いのですが、今回もマイケル・キートンが友人の父親役でキーパーソン❗️ただ、アカデミー賞俳優にしては役が軽すぎるし、マイケル・キートンがバードマンって…シャレかな…(笑)
アベンジャーズやスタークとの絡みは、マーベルの映画作りの面白さや繋がりを広くしますね。やっぱり、ロバート・ダウニーJrは存在感があります。
次のシリーズに繋がりもあるので、最後まで席は立たないでください。
リブート、大成功
リブートをすることで登場人物や規制のストーリーに新たな見解を見出すという利点をうまく成功させていた。アイアンマンも予告ほどぐいぐい出ていなくて良かった。マーベルシネマティックユニバースはかなり意識した作品だが、単なるスパイダーマン好きもマーベル好きも知らない人も楽しめると思う。
MCU色強めのスパイダーマン
コメディ色がかなり強めだがとても面白かったとおもいます
マイケル・キートンの演じるヴァルチャーがすごく良かった!理由のある悪役がスパイダーマンのいいところですね。ただの悪役だったヴァルチャーをガラクタを持ち去って家族や仕事仲間の糧にするところが本物のハゲ鷹に見立てているようで素晴らしい。着服横領盗難さえしていなければ本当に素晴らしいお父さんであり社長。
トニー・スタークとピーター・パーカーの親子のような関係性もすごくいい。でもやっぱりベンおじさんは登場してほしい。これから期待大!
ハイテクスパイディ
オープニングからして他のマーベル作品同様、もしやスパイダーマンと言うよりアベンジャーズなのか?と過ぎったがちゃんとスパイダーマンで良かった。
話の流れとしてはマーベル作品「シビル・ウォー」に参戦した際の舞台裏が少々あり、そこからアベンジャーズに入りたくて頑張るスパイダーマンという感じ。
背景や小ネタにアベンジャーズを何も知らないとわかり難い内容がちらほら。
スパイダーマンといえば真剣な時でも良く喋るし軽くて楽しいイメージだけど、設定が子供だからなのか、良く喋るけど話す内容に面白味がなく騒いでいるだけで、序盤はちょっとうるさく感じるし軽妙さに欠ける。
上映時間が長いからお得意の超絶中弛みがあるかと思ったけれどそれ程でもなく、ストーリーの起伏が少なく大興奮とは行かなかったけれどなかなか楽しめた。
さすがMARVEL STUDIO
3度目のスパイダーマン仕切り直し
かつ、MCUシリーズの1ピース。
映画の総評としては、
これまでのスパイディムービーのすったもんだを
一旦全て整理し、良いところを抽出、盤石な製作陣で現行の新しいスパイディムービーとしてきっちり整えて来たという印象。
とりわけ、青春ムービー要素(巷でも言われているが、それこそジョンヒューズ作品的な)は、かなり最高だった。今感。
しかし、個人的な思い入れとしては、
今回のトム スパイディも好きだが、
やはり、トビー スパイディの思い入れが強く、本作はサムライミ版があったからこそ、乗れた感があった。それを差し引いてひまうと、ストーリーやキャラの勢いがありすぎた。
それこそ、定番のくだり(能力覚醒-ベンおじさん)を省けたのもライミ版が大きいな、と。
ただ、総じて
"スパイダーマン"という話の規模感は
毎回定番で親近感に溢れており、本作もそこは揺るぎない。
ということで
現行MCUファン以外でも、
少しでもスパイダーマンが好きな人は
見ない理由が無いであろう。
P.S.
今回のMARVEL STUDIOのロゴシーンは
問答無用で上がる。
全519件中、441~460件目を表示