劇場公開日 2017年8月11日

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「次回作前提の作品」スパイダーマン ホームカミング よもぎさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0次回作前提の作品

2017年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

マーベル作品にはよくある事ですが、他作品とはパラレルではなく同じ世界で繋がっていますので、当然のように過去作の出来事や単語が出て来ます。
取り敢えずスパイダーマンの能力を知るためにアメイジング・スパイダーマンと、本作の敵が使う武器や因縁の元になるアイテムが出て来るアベンジャーズ、それと本作のスパイダーマンとトニーの出会いの話でもあるキャプテンアメリカ・シビルウォーは見ておいた方が良いです。
ついでにアイアンマンとキャプテンアメリカシリーズも見ておけば本作に出てくる要素は大丈夫かと(というかアベンジャーズやシビルウォーを完全に理解するために必要)

本編の方ですが、大都市を糸一本でヒュンヒュン飛び回る爽快さに加え、天才エンジニアのトニー・スタークが本格的に絡んで来た事で手に入った超ハイテクスーツの機能はロマンがいっぱい。
アイアンマンのジャービスやフライデーのようなアイドル的サポートAIも登場し、戦闘中の掛け合いが面白いです。
ただ、そんなハイテクスーツがフルに使えるのは中盤の事件一回のみで、後半からクライマックスまではピーター手作りのダサ…レトロなスーツでの戦いになります。
序盤から中盤にかけて貰い物のハイテクスーツに頼り切りだったので、1人のヒーローとして成長させるためにハイテクスーツ無しで事件を解決させる必要があったんでしょうが、一本の映画としてはやはりラストはハイテクスーツの機能全快で戦って欲しかったですね。
物語的にも主人公が1人のヒーローとして成長は出来ましたが、ヒロインを始め色んな人が不幸になったまま終わるので、これ単体の映画としてはちょっとスッキリしないです。
スパイダーマンシリーズかアベンジャーズシリーズかは分かりませんが、このハイテクスーツを着たスパイダーマンが再度見れるのを楽しみにしています。

よもぎ