「スパイダーマンbeginning」スパイダーマン ホームカミング なまこさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイダーマンbeginning
スパイダーマンを観てきたというよりは、スパイダーマンに憧れる男の子が頑張っちゃうお話を観てきたという印象でした。
これからこの子はスパイダーマンになっていくんだなぁ、と感じたというか。
娯楽としては上々だけど、鑑賞後には心に何も残っていない…というか。
ただ、設定が十五歳ということを思えば、当然といえば当然。
そりゃ十五歳の子に人間としての深みなんてまだまだ出ませんて。
認めて欲しい、カッコ良くなりたい、がヒーロー活動の動機でもなんの不思議もない。
そういう意味で、好意的に見ることのできるスパイダーマンであったなと思います。
ピチピチの子供がぴょんぴょん跳ねて空回りして失敗して叱られて落ち込んで…それでもいつか、その向こうに確固たる何かを見つけたとき、この子は化けるてくれるんだろうなと。
光源氏的な期待というか。
今までのスパイダーマンとはまた別物として、先が楽しみなヒーローでした。
ただ、あまりにハイテクハイテクし過ぎでは…という印象を受けたのも正直なところ。
蜘蛛の糸って、あの機械?ぽいのつけてないと出せなかったんだっけ…?
となると、蜘蛛男要素ってたったか壁わ天井這い回れるだけ?みたいな。
お父さんはとても素敵でした。
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