「残念。アレは悪手では・・・」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 ひよたかさんの映画レビュー(感想・評価)
残念。アレは悪手では・・・
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小説が面白かっただけに、ぞわぞわくるアノ正体の見えない恐怖感が味わえると期待したが・・・、一言で言って、残念でした・・・原作が「あること」と「ないこと」の絶妙なバランスで魅力を構成していただけに、呪いをCGで正体見せ見せにするのは悪手では・・・?(しかも安っぽい)あのCGとお化け屋敷のような音声は、一気にギャグ感を醸し出して、こわくない・・・というより、笑ってもらうための演出か?と気になって、楽しめませんでした。
「残穢」は個人的に、穢れが大丈夫な人とそうでない人の違いが気になるのですが、映画ではことごとく伝播している様子でしたね。パンデミック的な怖さをめざしたのでしょうか。
「映画は小説と別物」と思うのですが、映画ならではの強みがほしかったかな・・・
翻案するなら、滝藤さんの「夫」をもっと使ってもいいと思ったのだけど、ここは小説に忠実にしようとしてか、あまりにも役割がなかったのも残念。いい役者さんが揃っていただけに・・・
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