「ここ最近の和製ホラーではかなりの力作」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 隊長62さんの映画レビュー(感想・評価)
ここ最近の和製ホラーではかなりの力作
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現在の怪奇現象を調査していくうちに明らかになっていく過去から繋がる恐怖の連鎖を描いたホラー作品。
一つ一つの出来事を丁寧に調べる体裁のため観る側も置いてかれることはない。怖さも地味ながらも効いてくる感じで、個人的には好印象だった。
最近の邦画ホラーは「幽霊ドーン!」「音ドーン!」「ダブルでドーン!」といった内容はスカスカでも「無理やり怖さ、足しました」感が半端なかったため余計褒めたくなる。
ただ、それだけにラストの陳腐な描写などは至極残念だった。
個人的には
①橋本愛演ずる学生が新たな引っ越し先でも音に悩まされ出したので調査はやめてほしいと訴える
②調査は終了、竹内結子の作家の怪我は何でもなかった
③どこかにニュースとして学生の隣に越してきてすぐ出ていった3人家族が死んだ報せを流す
④また何でもない時に作家の新居の明かりがパッと点く
で良かったかなと。
日本ホラー映画の終盤の描き方は依然課題として残っていくんだろうな。
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