「どこにもないよ」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 ベッラさんの映画レビュー(感想・評価)
どこにもないよ
過去に何も無いとことなんてどこにもないよ、夫であるところの滝藤さんが言う。
家に帰ってからその言葉が響く。そんな
映画。
ホラーが映画としてランクの低い扱いを受けるのはひとつにはキャスティングのせいだと思える。この映画はホラーの俳優陣は誰もが主役級の人ばかりでどの画面を切り取っても見ごたえがあった。
ホラーがストーリーに頼ったあげく結局ストーリーの未熟さと主役にだけ頼るキャスティングのせいで映画としての評価が低くなってしまうのを、骨太の原作と俳優陣が映画のレベルを上げていると思う。
遠足は家に帰るまでが遠足と言われるが、この映画は家に帰っても終わらない、いや始まる?そんな楽しみのある映画です。
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