「じわじわくる怖さ」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわくる怖さ
「点」が「線」になり、やがて「面」となり、さらに質量を持つようなじわじわと迫ってくる恐怖感があります。
見終わった後のトイレで高校生らしき男子が「全然怖くなかった」と言っていました。
確かに「リング」の中田秀夫監督が得意とするような強烈な恐怖のキャラクターと音と映像による派手な怖さはありません。
ただ、語り部が怪談の小説家な事もあり、コトリバコ、リゾートバイト、八尺様のようなネットに散見する「洒落にならない怖い話」を読んだ後のような、地味だけどじわじわくる怖さがありました。
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