「楽しくもあり、悲しくもあり。人生の機微が描かれています」しあわせへのまわり道 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
楽しくもあり、悲しくもあり。人生の機微が描かれています
アメリカ・ニューヨーカー誌に掲載された実話を下にした映画。
ニューヨークを舞台にしたインド人が出る映画としては『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』あって面白かったのと、これは舞台はインドですが、『めぐり逢わせのお弁当(The Lunchbox)』が非常に印象深かったので、“インド”と言うキーワードが関連していたのでこの作品も根拠なしに期待していたんですが、期待通りでしたね。
運転練習のシーンが数多く描かれているのですが、噂通り、日本とは違っていきなり路上で練習し始めるんですね。いやぁ・・・。教習所でひと通り練習してから路上に出る日本の場合でもドキドキですが、いきなり路上で練習とはドキドキもいいところですね(苦笑)。練習する人もそうですが、路上で普通に運転している人もドキドキ。事故が起きそうだな。
そうそう、アメリカと言えば、車がなければ行きていけない国だと思って居たんですが、ニューヨークくらい公共交通機関が発達していると、日本と同様、運転ができなくても行きていけるんだなぁと変な感心もしました(笑)。あとは、サンフランシスコもそうかもしれませんね。
原題が『Learning to Drive』ですが、これはもちろん文字通りの運転の練習ということもあると思いますが、“生き方(とかそういうこと)の練習”と言う暗示もありそうな印象を受けました。と言う意味で、人生の機微が上手く描かれていて、楽しくもあり、悲しくもありました。
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