ワンダーウーマンのレビュー・感想・評価
全79件中、1~20件目を表示
映画オタクには全く縁のないヒーロー。本作を見ておっさんはこう思った。
今更ながら、
「ワンダーウーマン」
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日本での期待に大幅に下回る興行成績で、結果「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と同じような位置に収まるようだ。
まあ、そうだろうな。
しょせん映画オタクの観る映画。世界興行はあくまで旬の勢い。日本は邦高洋低の興行スタイルが続く限り、劇場の箱のスケジュール、買い付けのタイミング等に振り回される。
それはさておき、ライバル、マーヴェル社長も本作を褒めたという。
それはそうだ。
ヒーロー映画の飽和状態から抜け出せないのはマーヴェルも同様。ライバルだろうが、ジャンルを共に盛り上げないといけない。「マイティ・ソー バトルロイヤル」(この邦画タイトルは日本の興行のための苦肉の策だ。)、「ジャスティス・リーグ」。以前ほど盛り上がらないのは、オタクのハートの中にも確かにあるはずだ。
「キャプテン・アメリカ シビルウォー」のヒーローじゃれ合いで、ほとんど「完結」したと思っている人も結構いるのではないかと思っている。(飽きた、という人も当然いる)
だが本作、ヒーローものの範疇から外れて、映画として観る場合、結果これを女性映画という観方で観た人は皆無だろうし、映画の出来もひどいものだ。
1)ヘンクツ家族より王子様。
お姫様が意外な正体。アマゾネス族のくせして、その正体を知っているのに、覚醒させない。覚醒すると、ラスボスに見つかるらしい。どっちみち、対峙するんだから、そんなまどろっこしい設定いらない。
オンナだらけの島に空から王子様。それだけでいい。
島を出て行った理由は、ボス退治というより、王子様と本で読んだことをしたいだけ、が裏設定。
2)戦争との絡みがどうのこうのより、王子様。
「ボスを倒せば、世界は平和になるから、私行くわ」と生き勇んで戦場へ。だが、そのボスが死んでも、状況は変わらない。「なんで?人間はアホなの?」と悩んでると、本当のボス登場。ハリポタを見てないおっさんはなんて地味なラスボスと思ったが、王子様命を賭して危機回避。お姫様覚醒。ラスボス退治。ハッピーエンド。やっぱりラスボス倒すことで、世界は危機を回避した、という。
結局、人間がアホだろうが、関係ないらしい。
ま、すぐに第二次大戦が勃発するんだけどな。
3)アクション
ザック・スナイダーの流儀そのまんまを受けつぎ、やってることは「エンジェル・ウォーズ」。おまけにキレもなく、ラストバトルは暗いばっかり。
4)演出
借りものばかりのハリボテなアクションシーンがそんな感じなら、演出もとろ臭い。脚本もガタガタ。ワンダーウーマンのパワーバランスもめちゃくちゃ。
とにかく「知性」がまるで感じられない。
5)総じて
ワンダーウーマンを結果ヒーローに仕立て上げたのは、イケメン王子様であり、愛の力である。その愛は、一夜の営みで培われたものである。
おいおい、毎日映画レビューを書いているような君たち映画オタクには全く縁のない存在じゃないか。
どこをどう見たら、この映画を見て女性の存在意義とかバカなことを言えるのだろうか。
自虐にもほどがある。
重厚な語り口と筋書きが映画の余韻を高めてくれる
まずもって、ダイアナが一枚の写真を見つめながら100年を回想していく語り口に心を奪われた。
そこから予感できることは二つ。劇中では彼らがこの写真撮影のために整列する一瞬が描かれるだろうし、本作の終わりでもこの写真を通じて回想から覚めゆく場面が描かれるだろう。こういった構成上の伏線が道しるべとなり、作品全体が抜群の安定感で重厚に包み込まれているように思えるのだ。
これほど卓越した構成ゆえにヒロインがヨーロッパの激戦地を縦横無尽に駆け巡っても我々はどんと構えてこれらを見守ることができるし、様々なテーマ性、メッセージ性をしっかりと噛みしめ、ダイアナらと同じ目線で冒険し、成長していくことも可能だ。
毒ガス博士の存在感も強烈だが、ダイアナの底知れぬパワフルさにも気分が高揚した。かつてこれほど快活かつ丹念に描かれたヒーロー映画があっただろうか。全てを統率したパティ・ジェンキンスに敬意を表したい。
毒ガス、塹壕、機関銃、第一次世界大戦辺りの戦争が好みな俺にはハマった
今日の夜『ワンダーウーマン1984』観に行くのよ。ってことで予習として鑑賞。DC映画は1作品も観たことない。面白かったポイントは2つある。
1つめは、舞台設定がよかったこと。毒ガス、塹壕、機関銃、第一次世界大戦辺りの戦争が好みな俺にはハマった。時代が進みすぎちゃうと武器が強すぎて、ダイアナ(ガル・ガドット)を圧倒しちゃいそうだからこれくらいが丁度いいのかも。
泥臭い戦場で美人が闘うのはシュールで、ダイアナの美しい肉体が際立つ。中世ファンタジー的な綺麗な世界が舞台かと思ってたから意外だわ。
2つめは、スティーブ(クリス・パイン)がイケメン可愛いこと。2名目なのに可愛げもあるスティーブが魅力的。ダイアナとスティーブがダンスで接近するシーンはドキドキした。特徴的なクリクリした目で見つめられたら女性は吸い込まれちゃうっしょ。羨ましい、あの目が欲しい。
最近ブラック&ホワイトを観たばかりだから、クリスのイメージはチャラ男だった。今作でのマジメ男クリスも悪くない。
気になったポイントも2つある。
1つめは、ワンダーウーマンのアクションが少なかったこと。いかにもワンダーウーマンがバリバリ活躍しそうなアクション映画かと思いきや、思ったよりアクションは少なめの印象。序盤
中身は愛がテーマの恋愛映画。俺は恋愛映画が苦手なのでマイナスポイントとなってしまった。序盤の島での肉弾戦をもっと観たかったので残念。
2つめは、スティーブの仲間が活躍しなかったこと。コソ泥、嘘つき、人殺し、個性的な仲間たちがお荷物で残念。各々の特殊能力をもうちょい活かせなかったものか。特にスナイパー君は肝心な場面で役立たず、なんだったんだアイツは...。結局ダイアナとスティーブの2人だけで良いんじゃね?と思った。
んー面白いともつまらないとも言えないなー。DC映画を観るの初めてなので評価が難しい。他のDC映画を観てから再評価しよう。
美人でカッコいいスーパーヒロイン
作品として、良くできています。スーパーマンの女性版と思えば、おとぎ話的な要素が入るけれど、人間世界から隔絶されたアマゾン族の設定、世界の平和を守るのが使命という設定も、なかなか良かった。何よりも、主人公のガル・ガドットが魅力的。大柄で体格が良く、顔の彫りも深く、表情も魅力的。相方のクリス・バインも良かった。ドイツが一方的な悪者になるかと思いきや、ラスボスは、イギリス側のパトリック・モーガンという所も練られていて良い。戦争に一方的な正と悪はない。勝った方が正義になるだけ。
ただ、この映画が、米、英が中心で、主人公はイスラエルの女優っていう所は引っ掛かる。世界のメインストーリーを書いているのは米と英なわけで、そこが善と悪をプロパガンダし、それにイスラエルが乗っかるっていうのはね。まずいでしょ。
あまり面倒くさいことを考えないで見るなら、美しい主人公と爽快感が味わえて良い映画でした。
一般人スティーブの功績
この映画はスティーブというキャラクターがあまりにも重要すぎる。
DCはバットマンを始め一般人よりのハードボイルドなヒーロがー多く、そのくせ能力はザ・パワーみたいなのが多いので陳腐化しやすく、マーベルと違ってあまりキャッチーではないのが難点だった。個人的にはWatachMenを始めバットマンは好きなのだが、スーパーマンといったこのワンパンマンよりのキャラクターが苦手だった。理由は超越的なヒーローのパワーの押し合いにしかならずドラマが生まれない。共感が生まれないところにある。しかし本作はあまりにも重要なスティーブという一般ピープルが、ヒーローとなる。
あのシーンがなかったらもう無理かもしれんと思うくらいの重要さだった。アレスがいないという展開、人間はこういうものなんだという展開からのスティーブのかっこよさは超人的なヒーローよりも多くの人の胸を打ったことだろう。
敵の毒ガス博士のマスクも良かった。
個人的には、ワンダーウーマンのかっこいい服装を見ているのが好きだったが、本番のあのコスチュームはもっと現代風にしてもいいのではと思った。その他、バトルシーンも少しもさいなとも思ったが、概ね満足はした。スティーブがいなかったら3点くらい。
僕は今日を救う。君は世界を救え。
当時、映画館で観ました🎬
ガル姉さん演じるワンダーウーマンことダイアナ・プリンスの魅力全開ですね🙂
クリス・パイン演じるスティーブ・トレバーがセミッシラに不時着したことから、外の世界へ旅立つ事を決意するダイアナですが…。
終盤では、敵の兵器をスティーブが命と引き換えに破壊。
敵の親玉を倒しても、戦争を止めない人間達にダイアナは愛想を尽かしかけますが、実は戦争の神アレスも紛れ込んでいて…❗
最後はヒーロー映画らしくスーパーバトルになってましたね。
ダイアナは、腕をクロスさせて衝撃波を発生させる技が非常に強力に描かれてます🙂
ガルさんがやると、様になってますよね😁
そして、何よりワンダーウーマンのテーマ、秀逸です👍
ヒーロー映画としては微妙
映像は綺麗なのでアクション映画としてはありです。ヒーロー映画としてストーリーを追うと出来事が悪いと思いました。
原作の設定等はなしで単体として語ります。
平和のために、争いをもたらす戦いの神アレスを倒そうとするアマゾネスの戦士ワンダーウーマンvsアレス、第一次世界大戦のイギリスvsドイツが元々の構図のはずです。なのに仲間に止められたにも関わらず世間知らずのワンダーウーマンがイケメンスパイに唆され、イギリスの味方をしてドイツ人を殺しまくるのはヒーロー映画としてはどうなんでしょう。争いをなくすためだ、人々を助けるためだと事あるごとに言われて彼女はそれを信じますが、平和のために争うことが愚かだと気づかないのでしょうか。
第一次世界大戦の元凶はドイツの指揮官に化けているアレスで、彼が煽動している、彼を倒せば戦争は終わると思い込み暴走しますが、どう見ても彼じゃありません。終盤指揮官を殺しますが当然争いは終わらず、人間同士は自ら争っているだけという。そしてアレス味方になるよう誘われ断りますが、断った理由が愛…?そんなに俗世の人間に愛を感じる出来事あったかな?万が一イケメンスパイと恋愛関係になったことを指しているのなら薄すぎて残念です。
ヒーロー映画はやはり単純にイギリスのヒーローvsドイツとか、人類の味方の神vs邪神とか分かりやすい構図のほうがいいと思います。キャプテンアメリカやソー、自分の欲のために動くダークヒーローを見習ってください。
ワンダーウーマンはかっこいい。ただそれだけ。
ワンダーウーマンの、ビジュアルからキャラクターまではかなり良いと思いますが、それに見合うだけのストーリーではない。
人間は醜いか、守るべきものか。というのがテーマだけど、そんなん一億回くらいみたよ。オチも納得感薄いしね。なぜ醜い人間でも守るべきか。出会った男との愛だとしても、それだけで人類への愛は無理では。
愛のために戦う、という部分は良いのに、そこに至るまでの過程がちょいしょぼい。シンプルな価値観に片づけすぎ。
そもそもベースとして、ドイツ軍は悪、イギリスは善として描いているのに、戦争や人類が悪、みたいな描き方の矛盾もある。それなら、イギリス軍側の悪事も描けよ、と思う。
なんか中途半端で、面白みにかけてると思います。
駄作とは言わないけど、ワンダーウーマンの魅力に比べて凡作すぎるのが勿体無い。
異世界の主人公が地球で活躍
別世界から来た主人公が地球で大暴れして大活躍!というストーリー。この世界の常識や概念などを理解できず、それがコメディになり、そのある種純粋さ故にこの世界の問題を真っ向から否定できる。主人公と同様別世界の住人が襲来し、人間など無価値!と人類を滅ぼそうとするも主人公が愛した人やその仲間の意志を継いで人間を守る為に戦う。非常にシンプルな話。
所々で問題が発生するのだが、都合よく解決策が登場してきてくれたり、普通にダイアナが暴れてくれれば良いのを当時の時勢を利用して?なかなか思い通りにダイアナが活躍してくれなかったりと映画のストーリーを作るために場面が用意されている感が強い。
アマゾンには無い男女の営みやエクスタシーのことは本で読んでいてやたら詳しいダイアナだが、戦争についてはみんなアレスに操られていてアレスを倒せばいいんだ!とそこは全然勉強してないダイアナ。よくよく考えれば面白いのだが、少しおかしい。
クライマックスの戦闘シーンはとてもカッコいい。
DCヒーローにありがちな、強すぎて速すぎてカット物切りみたいになるシーンはかなり好き。(鉄板に締め付けられていたダイアナが覚醒して瞬時に抜け出すとことか。)
またスティーブとのラストシーンもしっかり感動する。「俺は今日を救う。お前は世界を救え。」良いセリフだ。確かに人間1人に世界は救えないかもしれないけど、誰かの今日は救うぐらいはできるのかも。
(なぜか人間には手を出さないアレスをほっといて毒無効のダイアナが飛行機担いで同じことをすればいいんだけど。)
ひとつ思ったのが、アマゾンに墜落したスティーブが仮にドイツ兵だったらダイアナはドイツ側についたのかな?
あの地球人のように?… クリス・パインのことかーーーーーーーーっ‼︎‼︎‼︎
アメコミヒーロー映画「DCEU」シリーズの第4作にして、戦女神ダイアナの活躍を描く『ワンダーウーマン』シリーズの第1作。
第一次世界大戦末期、人間界を訪れたアマゾン族の王女ダイアナは、悲惨な戦争を終わらせるために連合国側のスパイ、スティーブ・トレバーと行動を共にする…。
○キャスト
ダイアナ/ワンダーウーマン…ガル・ガドット。
新たなキャストとして、アメリカ陸軍所属のスパイであるスティーブ・トレバーを演じるのは『スタートレック』シリーズや『イントゥ・ザ・ウッズ』のクリス・パイン。
製作/原案はザック・スナイダー。
『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン』『スーサイド・スクワッド』と、1イニング目から三者凡退に終わったDCEU軍。
しかし、満を持して登場した四番打者『ワンダーウーマン』が、期待を裏切らない活躍を見せてくれた!
バットマンやスーパーマンを差し置いて、圧倒的な存在感を放ったワンダーウーマン。…正直、『BvS』はワンダーウーマンのことしか覚えていない😅
そんな彼女の単独主演第1作、まあなんとも景気の良い作品ではないですか!
立ち上がりこそ鈍重だったものの、戦場の最前線へと乗り込んでからの彼女の活躍っぷりは見事。
「ティリリティリリリリリリーン♪」ズンドコズンドコ🥁というあの強烈なテーマ曲と共に大暴れするダイアナの姿は、どこを切り取っても絵画になるほどに勇ましく美しい✨
『BvS』の時よりも、一層美しさに磨きがかかったガル・ガドット姐さんが素敵すぎます‼︎
そんな華のありすぎるガル姐さんの相方を務めるのはクリス四天王(ヘムズワース/エヴァンス/プラット)の一人、クリス・パイン🍍
あまりにも本作のガル・ガドットには華があるので、並の役者なら彼女の引き立て役に終始してしまうだろう。
しかしそこは流石クリス四天王の一角、彼女の魅力を引き立てながらも、彼独自の存在感をビンビンと放っていた。
女優とのケミストリーという点では、四天王の中でもピカイチかも。雪のチラつく夜の街でダンスを踊るシーンなんて、あまりにも抒情的すぎてなんか知らんけど泣きそうになってしまった…🥲
主演2人についてはもう100点満点という他ない。
正直、この2人の魅力のみでこの映画は成立していると言っても過言ではない。
じゃあそれ以外はどうなんだ、という事なんだけど……。
なんというか、すごく変な映画だと思う。映画の色がコロコロ変わる。
冒頭は『マイティ・ソー』、ダイアナとスティーブの出会いは『リトル・マーメイド』、ロンドンに辿り着いてからは『ローマの休日』になって、戦場にたどり着くと『プライベート・ライアン』に、そしてクライマックスではなんと『ドラゴンボール』になっちゃう…💦
映像はめっちゃ綺麗だし、それぞれのパートに面白みはあるのだが、それが上手く繋がっていない。変速の下手なミッション車っていう感じで、なんか乗り心地がガタガタしている。
シリアスとコメディ、平場とアクションの塩梅は良い感じなんだけど、その繋ぎ目が上手くない…。
一番の問題は終盤で『ドラゴンボール』的な展開になっちゃうところ。
戦神アレスを倒せば戦争が終わると思い込み、前線を猛烈な勢いで突破するダイアナ。しかし、アレス(仮)を倒しても争いは終わらない。
この展開は非常に良い!「悪」を倒して大円団、という他のアメコミ映画に対する強烈なアンチテーゼになっているし、ジ・アメリカンなコスチュームに身を包んだワンダーウーマンが圧倒的な武力で蹂躙するも戦争は終わらないというのは、大義の名の下に世界中で武力介入を繰り返している米国を擬人化しているようで興味深い。
とまぁそんなわけで、真のヴィランなんてものは存在していないのだ………って展開かと思ったら、いや本当に居るんかいっ!!💦
結局黒幕いました。んで、他のアメコミ映画と同じように、ヒーローがタイマン張ってそいつやっつけてめでたしめでたし。
いや、これじゃ人間の邪悪性みたいなことを描こうとしてきたこれまでのお話は一体なんだったんだってことになりません?
しかも、『聖闘士星矢』そのまんまなラスボス・アレスが全然カッコよくない。デヴィッド・シューリスは名優だけどさぁ、もう『ハリー・ポッター』のルーピン先生にしか見えないんだよね…。
あと、シリーズの繋がりを考えた時にどうしても気になるのは、WWⅡやベトナム戦争の時にワンダーウーマンは一体何してたんだよ、っていうところ。
ここ、真のヴィランなんて存在していなかった、という展開にしておけば、人間の邪悪な側面を知り、さらに愛するスティーブまで失ってしまったことで人間に失望したダイアナは、その後の戦争には一切関わろうとしなかったが、『BvS』におけるスーパーマンやバットマンといったヒーローたちとの出会いによって、彼女は再びジャスティスに目覚めたのであった…という風なストーリーになったんじゃないでしょうか。
うーん。やっぱりこの映画にはラスボス要らんわぁ。
ラスボスのキャラの薄さもさることながら、仲間たちのモブ感も凄まじい。
語学の達人(特に活躍しない)、凄腕スナイパー(特に活躍しない)、物資調達のプロ(特に活躍しない)。
うーん、コイツらに一体なんの意味が?ソレガワカラナイ。
とまぁ、色々と問題ありまくりな映画ではありますが、とにかくガル・ガドットの美しさを存分に堪能出来るし、ワンダーウーマンの大暴れは最高にテンション上がるし、クリス・パインのヌードも見れるし、鑑賞する価値は大いにある作品であります。
『ドラゴンボール』的クライマックスには不満があるが、「クリリンのことかーーーーーーーーっ‼︎‼︎‼︎」そのまんまなブチ切れシーンには爆笑できたし、なんだかんだ楽しめた🤣
今のところ、『ワンダーウーマン』シリーズは2作品しかないけれど、もっと沢山作っても良いんじゃないですか?
いっそのこと、ダイアナとスティーブの日常を追った連続テレビシリーズとかを作って欲しい。
要するにもっとガル・ガドットが演じるワンダーウーマンが観たいんじゃー!!
なんかこのシリーズ打ち切りになったという噂だが、なんとかしてくれワーナーさん!
ヒロインガル・ギャドット、その恋するお相手クリス・パインが魅力的。ユーモラスなアクションもgood、ただ後半の戦いには興醒め
パティ・ジェンキンス監督による2017年製作のアメリカ映画。
原題:Wonder Woman、配給:ワーナー・ブラザース映画。
ガル・ギャドット演ずる主人公、強くて美しくて言語や化学式に習熟しながらお嬢様的チャーミング性を併せ持つキャラクター造形がとても良かった。女性だけが住む島で闘い方を少女の頃から学んだ彼女が連合国側スパイのクリス・パインと連れ立って第一次世界大戦の前線に赴き、個性的な仲間と共に戦うストーリー展開もとても良かった。彼女の人間離れした描写、例えば岩でできた壁を手で破壊しながら登る描写も,ユーモラスであり楽しめた。
初めて見るクリス・パインも、知的な風貌で碧い眼が魅力的で、ヒロインと相思相愛となる役柄にとても良くフィットしていた。特攻隊の様に命を投げ出して飛行し戦渦を救う最後は好みでないが。
ただ、悪のラスボス登場展開で黒幕としてデビッド・シューリスが登場し、「ハリー・ポッター」の印象もあり、魔法?を用いてワンダーウーマンと対決するところではあまりに現実から遊離して興醒めがしてしまった。ということで、後半の脚本の出来はあまり良くないと思えた。
監督パティ・ジェンキンス、製作チャールズ・ローベン 、デボラ・スナイダー、 ザック・スナイダー 、リチャード・サックル、製作総指揮ジェフ・ジョンズ 、ジョン・バーグ 、ウェスリー・カラー、 レベッカ・スティール・ローベン、 スティーブン・ジョーンズ 、スティーブン・ムニューチン。
原案ザック・スナイダー、 アラン・ハインバーグ、 ジェイソン・フックス、キャラクター創造ウィリアム・モールトン・マーストン。脚本アラン・ハインバーグ、撮影マシュー・ジェンセン、美術アリーヌ・ボネット、衣装リンディ・ヘミング、編集マーティン・ウォルシュ、音楽ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ、
視覚効果監修ビル・ウェステンホファー。
出演 ガル・ギャドット: ダイアナ/ワンダーウーマン、クリス・パイン:スティーブ・トレバー、ロビン・ライト:アンティオペ、コニー・ニールセン:ヒッポリタ、デビッド・シューリス:パトリック卿、ダニー・ヒューストン: ルーデンドルフ、エレナ・アナヤ: マル博士、
ユエン・ブレムナー:チャーリー、ルーシー・デイビス、リーサ・ローベン・コングスリ、
サイード・タグマウイ、ユージン・ブレイブ・ロック。
ガルガドット眼福
ワンダーウーマンという映画はダイアナことガルガドットに尽きるね!
最近のモデル体型の女優さんから比べると、顔が大きく表情が特に豊かです。
ワイスピの時はあまり印象になかったけど(そのためかオーディションに落ちまくる)
ガル様の笑顔を見るだけで、見に来てよかったと思えるほどです。
そして、その伸びやかな肢体。長い手足とバランスの良い肉付き。元兵士だったというのも頷けます。
まさに眼福。見つけてくれてありがとうという気持ちです。
話は、神話のアマゾネスの姫であるダイアナが、人間の世界(オトコ)に接して、人間の世界で生きていく決意をするまでの話だが、恐らくWW1前夜のため戦争を起こそうとする神話世界の敵アレスとの戦いがメイン。
アマゾネスは処女懐胎するのかな?
あまりにも無垢に見えるダイアナ(神)が人間界に降り立つ→男を知るという隠喩?
ちょっとゲスなことを考えてしまうくらいの底抜けの明るさが、ガル様は体現していると思います。
顔見世から次にどう繋ぐのか、話の道筋は狭いが、ガルガドットの美しいお顔と肢体をまた見てみたいと思うぞ!
ジャケットで損をしている気が…
日本人なりに、個人的にアメリカンヒーローというイメージは「DCコミックスvsマーベルコミックス」の図式があって。
その対抗心からか、
マーベルの映画のジャケットは主に「動」があり、DCは大人びた「静」で表現している印象です。
アメコミに詳しくない異国の人間にすると、アメリカ映画=派手という印象なので、「スカッとしたいときのヒーローもの」となると、DVDジャケットを観た時「動」のあるものを選びがちです。
DCの映画は、ストーリーがしっかりしてて、衣装の作りこみもすごいと思う。マーベルはマーベルで自由奔放で楽しさが感じられる。それぞれの良さは違うのだけど、やはり、映画は「ジャケットやポスターから始まっている」ので、そのワクワク感を感じられるのは「動」のあるジャケット。(※わかりやすいという意味で)
ただ、ストーリーや心情をきちんと描いている、こだわっているのは、やはりDCのヒーローものだと感じる。
「静」のジャケットでその映画を表すのは、とても難しい、しかし、そこにこだわるDCの心意気にはとっても好感が持てる。。。と気づいたのは、ワンダーウーマンを観たから。
女優がすばらしいし、女性監督というのも良い。決まった時間と見せ方の制約の中で、最大限に、繊細に心模様の描かれ方を模索している様子が、うかがえる。
しかし、ジャケットはもう少し工夫が必要。大きなポスターやビジョンでは「堂々たる」というイメージが映えるが、こじんまりとしたDVDサイズではどうしてもその迫力は出ない。「どんな動きだろう」が気になるマーベルの映画と、「どんな人物だろう」が気になるDCの映画。そもそも見せ方の根底は違う気はするけれど、一般的にはそこを気にしない。「おもしろそう」かどうか。
そこを「静」のジャケットで表現するのは難しい。かといって「動」に寄せるのもDCっぽくない。今後のジャケットを楽しみしながら、DCの映画は見ていきたい。
女性版ヘラクレス
DCコミックだからもっと軽いアクション・エンターティンメントかと思っていたら大真面目に戦争と人間を描いているので自分の軽率さに反省です。
女性監督だから変に男性目線に媚びずに堂々としたスーパーヒロインを描いています。反面、男についてはちょっと見劣りする描き方、最後のスティーブの自爆も引っ張りすぎで女々しく見えると言ったら怒られるか・・。それでも大人の女性だからユーモアも忘れない、裸のスティーブを見て「それは何?」、時計じゃないでしょう。スティーブが形見に時計を贈るのも意味深です、結ばれたかったという思いが痛々しい。コミックだからでしょうが正義が美の権化で毒ガス博士は醜悪なしつらえというのはステレオタイプに過ぎるでしょう。
舞台を現代でなく第一次大戦末期にしたのは面白い、武器も旧式だし肉弾戦でも何とかなる限界ということもあったろうが、古い町並みやコスチューム選びの女性ファンサービスなどアクション映画を超えた見どころも多い。
DCEU作品で一番好き
この度ドルビーシネマで再鑑賞。ドルビーシネマでは初鑑賞となるが非常にドルビーシネマとマッチしていて見応え抜群であった。
MCU作品に比べるとDCEU作品は個人的には合う合わないが多いがワンダーウーマンはDCEU作品の中で1番好きである。理由としてはDCEU作品の中では比較的ストーリーが分かりやすくて見やすい所が好きである。
DCEUの中でもトップクラスに戦闘能力を持つダイアナだが、その強さを作品内では圧倒的な強さとして描かれている為見ていて惚れ惚れする。まさにスーパーヒーロームービーといった感じである。
ストーリーはまぁ見慣れた感じは正直ある。恋人を失う事で覚醒し、これまで以上に強くなりヴィランを圧倒する。ありきたりではあるがその安心感がかえってダイアナの戦闘シーンを集中して見ることができる。
序盤のセミッシラで育った環境と人間世界の環境の違いに戸惑うユーモラスなシーンはいつ見ていても楽しく見られる。
またアリアナ演じるG.ガドットが本当にかっこいい。やはり役者のイメージの大切さを改めて感じる。
MCU作品に比べるとDCEU作品は初めて触れる作品によっては残りの作品を見るのをやめてしまう人が僕の周りにもちらほらいるが、まずはワンダーウーマンから入って欲しいようにも感じる。
またドルビーシネマとはとてもマッチしていた為、この作品のファンの方はドルビーシネマで再上映している今、強く勧めたい作品である。
続編のワンダーウーマン1984の公開も2ヶ月を切った今、再度ワンダーウーマンの世界観に没入し興奮するにもいい機会であった。新作が楽しみである。
素直に賞賛できない・・・
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WW2の話だったのかw
そして結局は神のシワザか、ミワザか、になっちゃいましたか。
で、最後に愛が勝つ、か。。。
乱暴に言うとギリシアの神は役割分担?が決まってて たとえば浮気の神は浮気しちゃうし 酒の神はある程度飲んだくれる。。 で、戦いの神はやっぱ戦っちゃうと思うので、その戦いの神に結局愛!!てことて解決しちゃうというのは可哀想な気がしましたし、安易な気もしました。。。
美しいこととか、愛であるとかを前面に出しちゃうと問答無用に無敵です☆ていうのは いまさらですかね。。。
あと本作品と関係ないですけどこのアプリの鑑賞記録のVODの項目に「ヒコーキ内で」とかあるとありがたいですが、どうでしょうか。 まあ、個人的には飛行機内では映画ほとんど観ないのでどっちでもいんですけどね。。。
強く気高く美しいヒーローの跳躍!
DCエクステンデッド・ユニバース第4作。
ワンダーウーマン・シリーズ第1作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
原作コミックは未読。
DCEU第2作「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」で初登場した女性ヒーロー、ワンダーウーマンの単独主演作。時系列的には時代を遡って、第一次世界大戦真っ只中を舞台に彼女のオリジン・ストーリーが描かれました。
世間から秘匿されたアマゾン族の島で暮らし、外界のことを知らずに育ったダイアナ・プリンス。戦闘訓練ではずば抜けた実力を発揮し、美しくて聡明。それを体現したガル・ガドットが素晴らしい限り。さすがミス・イスラエル!
偶然島に不時着したアメリカ軍のスパイである青年と共に、戦争終結のための戦いに挑む中で、世界を知り、人間を知り、恋を知り、己の真の使命を悟り、人間的に大きく成長したことでヒーローに覚醒していく姿が胸熱でした。
DCEUの作品群の中では、これまでのハタメタ感はいったいなんだったのかと思わせられるほど、出色した面白さを誇っているなと思いました。一矢報いた感じ。
「ジャスティスの誕生」では、事件の裏で行動する理由がハッキリと描写されなかったので、無理矢理出した感がすごいなぁ、と冷めた視線を送っていました。しかし、本作を観たことでその理由の一端が垣間見えたような気がしました。
戦争終結のために尽力したように、愛した男が救おうとした世界を正しく導くため、そして大いなる悪意から守り抜くために、彼女は戦い続けているのかもしれないなぁ、と…
私は、歴史を動かして来たのは女性の力ではないかな、なんて考えていたものですから、まさにワンダーウーマンは、それにピッタリと当てはまる存在だな、と…
それに、キャストとスタッフの多くが女性というのは、映画史的もとい歴史的に、特別な意味合いを持っているのではないでしょうか。これが画期的と言われない世の中が、早く来て欲しいものだなと、改めて思いました。
ガールズ・パワーが炸裂した本作はDCEU作品で最大のヒットを記録し、観客や批評家たちから大絶賛されました。抜群に面白いし、エモーショナルなのが良かったです。
※修正(2024/06/06)
マーベルと比べると……
初めのうちは、ワンダーウーマンの誕生したりゆうについての話が展開しています。
そこまではよかったのですが、いきなり人間の戦争はアレスの仕業だ!と、戦争の全線に突っ込んでいきます。
話の展開が急すぎるというか、なんのために、誰のために戦っているのか、途中からみてて笑ってしまいました。
やはり、マーベルこミックスのような、悪役がいて、それと対をなすヒーローが直接戦うという、王道ストーリーが私は好きです。
マーベルと比べるのは野暮でしょうが、どうしても比べてしまいます。
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