「やべえ奴がやべえことするのに、理由なんかない。」スーサイド・スクワッド さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
やべえ奴がやべえことするのに、理由なんかない。
スーパーマン死んじゃったけど、第二のスーパーマンが現れるかも知れない。
政府の高官が、スーパーマン的な超人ストッパーとして、服役していた極悪人達を集めて特殊チーム「スーサイド・スクワット」を作る!
そして、減刑と引き替えに無理ゲーを強いられるんです。
スーサイド・スクワットは、メンバー総勢9人います。
奥田英朗せんせが仰ってました。
「読者は作者のこと(作者の自分語り)は全く興味がないということを頭に叩き混んでおけ」と。
そのお言葉通り、あんまり知らないキャラの自分語りに、「マジ興味ねーんだよ!」ってなりました。
あのー、DCって、アメコミキャラに現実味を持たせるって流れじゃないですか?
でもね、現実社会の犯罪者って、正直「悪いことするのに、そんな大層な理由はない」と思うんですよ。
特に最近のやべえやつって、別に不幸な生い立ちとか、悲しい過去があるからって、やべえことやる訳じゃないです。
もし悲しい過去があったとしても、やべえことに対して、最もな理由を語られることに逆にむかつくんですよね。
そう言った意味で、悪役達の過去回想、興味ねぇ!って思いました。
また幻想を見せるタイプの敵なので、興味ない悪役キャラの過去回想&幸せだと思う妄想と、回想→妄想→回想と、ストーリーへの集中が途切れるんですよ。
でもこれは、私にも問題があるんです。
ほら、タイプじゃない男の俺語りって、わざわざ聞きたくないじゃないですか?
事前にやたらとフューチャーされていたのが、マーゴット・ロビー演じる、"ハーレイ・クイン" です。
可愛いですよねー。
いいですよねー。
もう、お色気、お笑い、アクションなどなど、ハーレイ頼みな感じで、姉さんお疲れ様っす!って感じです。
着てるTシャツが濡れて透けるとことか、ま、監督分かってらっしゃる!と思いますよ。
いいキャラが沢山いるんで、続編はもっと上手くやって欲しいです。
テーマも、「普通じゃないんだから、普通の生活なんかできないよ!」っつう、"私は私"って、普遍的!
でも、やべえやつに、そんなこと言わせていいんだろうか(笑)?
次のDC作品は、みさなんお待ちかね「ワンダー・ウーマン」ですが、こ、これは……。
う、うう……、頑張れ、DC!