恐怖ノ白魔人のレビュー・感想・評価
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個人的に合わなかった
無毛症の白い子供、その親子による凶事。
スタンドバイミーな友情は良く描けていますが、設定がガバガバで何故?の連続。とりわけ警察が無能すぎです。
最初から最後まで突き抜けることが無い微妙な感じでした。
あくまで個人的に合わなかった作品です。
見た目の衝撃とは裏腹に王道ストーリー
「屋敷女」という常軌を逸した鬼畜ホラーから世界的に名を知らしめたジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ監督コンビの作品だが、ここ数年は少し落ち着いてしまった感が否めない。ただグロいだけでなく、どこかアーティスティックな出で立ちであり、話とはなんの関係の無い描写の数々が型にハマらない新鮮さを生み、手元に残しておきたい作品が多かった。だが最近は大衆慣れしてきたのか、ホラー慣れしているこちらでも顔を背けてしまうような作品がぱったりと無くなった気がする。
本作はどこか哀愁漂ういかにもフランス映画らしい物語だったが、子どもが主人公とはこの監督コンビにしては珍しい構成で、ストーリーも子どもならではの視点となっている。それでも冒頭から妊婦が自らの腹をナイフで突き刺すという中々えげつない描写が当たり前のように描かれ、子どもとて容赦なくブチ殺すあたりは流石である。
後半には顔面半分を削ぎ落とす等のらしさ全開の描写があるものの、子どもが直接殺害される描写は無く、その辺はある程度配慮されているのではないか。だがそれも良くも悪くも落ち着いてしまったと感じてしまう部分なのかも知れない。
主人公を追い詰める「白魔人」の正体には驚きだが、前半のニュース映像の中でほとんどの観客が白魔人の正体に気がついたはずである。ある程度のキーワードは出してもいい気がするが、冒頭であそこまではっきりと誕生秘話的なものを語られてしまうと衝撃度が薄まり、やや幻滅してしまう。物語は非常に王道の展開であり、ワンパターンと言えばそうなってしまうが、観やすい作品ではあるだろう。
せっかく不気味度100%の怪物が出てくるのならば、更に強烈なインパクトのあるストーリーにして欲しかったのだが、フランス映画ならではの描写や空気感は味わえる為、きちんと世界観を味わえた感覚は強いだろう。
謎だらけ
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自宅にて鑑賞。仏産、日本劇場未公開作で原題"Aux yeux des vivants(英題;Among the Living)"。序盤から数分で最低限の説明がなされた後、延々とつまらないばかりでエンディングを迎える。ゴア描写やサプライズも手垢の附いた使い回されたものでひたすら退屈する。破綻だらけのストーリーと訥弁でバランスの悪い展開を彩度を抑えたアーティスティックっぽい出来の悪い画面で誤魔化せとばかりに進行する。目新しさや実験的な要素も皆無に等しく、全てが中途半端な愚作、二度と観たくない。30/100点。
・捻りや意外性も無く、開き直ったが如くダラダラと自己満足に浸ったまるで上司のホームビデオに附き合わされ続けた様な後味しか残らない……駄作と云う評価が相応しい一作。
・鑑賞日:2016年5月4日(水・みどりの日)
屋敷女の栄光は何処へ
中途半端な…
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