「全体的に双葉が正論すぎる、理想論すぎる、昭和的価値観だなという印象...」湯を沸かすほどの熱い愛 ゆっこさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的に双葉が正論すぎる、理想論すぎる、昭和的価値観だなという印象...
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全体的に双葉が正論すぎる、理想論すぎる、昭和的価値観だなという印象。そのためあまり心に響かない。
いじめられてる杉崎花に「逃げるな、逃げたらもう二度と行けなくなる」って正論だけど、結果いじめはなくなったけど、現実私が杉崎花ならああ言われて学校に行き続けたら心が先に壊れるしあそこまであの子が頑張らなきゃいけないの?逃げてもいいんだよ。クラスメイトが本当に冷めてる人間なら下着姿になって下手したらさらにいじめられるよ。
ヒッチハイクの青年についても、あれだけで救われるとは思わない。
ラストのピラミッドも自己満足にしか思えない。あれやるくらいなら一回でも多く会いにいきなよ。行くのが怖かったからあれが精一杯だったの?わからなくないけどもっとできることあったはずでしょ。
映画の中で出される言葉がいちいち正論、まっすぐ、熱い。でもその全てが自分にあわなかった。双葉の全力の愛はすごかったけど、どことなく息苦しい。そんなに簡単じゃないし、もっとずるくてもいいし、弱くてもいいんだよ。私ならそう言ってほしい。
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グレシャムの法則さんのコメント
2018年7月23日
いじめがエスカレートするのではないか、という想像力が欠如していることに製作者側においても、業界における一般的な評価においても、さして問題にならず、良い作品だね、と収まってしまっていることに薄気味悪さを覚えます。