「涙・涙・涙…」湯を沸かすほどの熱い愛 erieeさんの映画レビュー(感想・評価)
涙・涙・涙…
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役者とは観るものを引きつけ感情を揺さぶる演者。
見事にどっぷりと感情移入し涙、鼻水でした。
余命2ヶ月と宣告され落ち込む間も無くこれだけはしなければと動き出す双葉。
蒸発した夫を連れ戻し家業の銭湯を再開し娘のメンタルを鍛え親子の秘密を打ち明け更に双葉自身の身の上まで…
ステージ4でありながらパワフルなお母ちゃんである。
産みの親、育ての親、全部ひっくるめた家族愛。
旅の途中でヒッチハイカーと出会い彼の心を温かく包む双葉の愛はまるで菩薩様のようである。
私自身、今余命宣告されたらと思うと悲しみよりやはり今出来る事をしておかなければと思う。
母は強し!それに尽きる。
ただ1つ
双葉の母の現実感がツライ。
我が子をおいて自分だけ新たな家庭を築き過去を忘れ幸せに暮らす親を…子供は何時迄も母が好きだし会いたいと思っている。
いっそ双葉が言っていたように母はもう亡くなっていて双葉を迎えに来てくれている。天国で母と一緒だから寂しくない。そう思いたかった。
ラストの入浴シーン…
湯を沸かすほどの熱い愛だったのですね。
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