「何もかわらないよ」湯を沸かすほどの熱い愛 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
何もかわらないよ
クリックして本文を読む
何もかわらないよ。お母ちゃんと阿澄は。
同じ境遇に陥ったとき、
自分の状況を最下層と位置づけヒエラルキーの底辺にいると表現する娘にどんな言葉を聞かせる事ができるのだろうか。
いじめられて学校にいけない娘の阿澄に双葉がつぶやいたひと言は、子供に視線を合わせて常に他人の事を大切に考える彼女だからこそでた言葉と思います。
全編を通して彼女が他人に与える暖かさに頭が下がります。
人としてあたりまえの事が自分はできているか?なぜ人は自分になにもしてくれないのだろう。
やってもらうことが当たり前に感じて不満を感じた事がなかっただろうか。
家族愛を描いているようで、実は人としての人生観をつきつけられたようにおもいました。
心を通わせるということは、本当に困った時に真摯な行動ができるかどうかで生まれる。
あの人の為なら何でもしてあげたい。。
最後の葬儀を手伝ってくれた探偵がつぶやいた言葉が印象的でした。
しかし、
湯を沸かすというのはそういうことなのか。タイトルが秀逸。
コメントする
2017年1月8日
くり様
桃李くん見たさ、で鑑賞したのですが(^^;
宮沢りえさんの、深〜い人間愛に感動。
自分の生き方についても省みました。
あずみちゃんは、同じように愛に満ち溢れた大人になるでしょう。
ラストは…
題名に結びついてるけど、
後から冷静に考えると…衝撃です∑(゚Д゚)