「2016年の1番!」湯を沸かすほどの熱い愛 としさんの映画レビュー(感想・評価)
2016年の1番!
2016年もいろいろ映画を観ましたが、この映画が一番でした。
どんなに感動しても涙ぐんでも、涙を流さない私ですが、もうこの映画については本当に号泣。グリーンマイル以来です。
余命を宣告された母親が、残していく人達のためにできること。
こんなプロットは今まで腐る程ありましたが、この映画はひと味違います。
一人の人間がこんなにも人々を愛せるのかと、もう感動の嵐です。
結局のところ、彼女ができることは今までと同じように自分の愛を伝えることでした。
余命宣告を受けたから、生じた出来事もありましたが、根本はもともと伝えていた愛を変わらず伝えていっていたと思います。それが明らかになる時、また感動を誘います。そして度量の深さ。これは余命もあったんだと思います。生い立ちもあったんだと思います。でも誰もができることではありません。
人が強くいるためには、愛された記憶が必要なんだと思います。愛された記憶が人を包み、傷ついても生きていけるのだと思います。それも強く感じました。
自分もこんなに人を愛することがてきるのかと言われるとかなり厳しいです笑 でもこんな風になれたらなって思います。
宮沢りえの演技を初めて観ましたが、本当に素晴らしかったです。この感想だけだと、宮沢りえの役は単なる聖人君子ですが、そんなことなく、ちゃんと一人の人間である部分をすごく表現してくれてたと思います。
そしてもう一人。娘役の杉咲花さん。めちゃくちゃいい演技でした。感情の伝わるホントにいい演技でした。これからに期待です。
絶対観て損はないです。オススメいたします。
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