「まさかとは思ったのですが…」湯を沸かすほどの熱い愛 puccinoさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかとは思ったのですが…
話が進むにつれ、ひょっとしてまさか…
いや、それはないない…と一瞬よぎったのですが
ラストはやっぱりのまさかでした!
そういう意味かと。
そんなアホな…でも最高。
好きです、こーゆー映画。
これこそ映画って言っても過言ではないかも。
悲しくてどうしようもなくつらい気持ちになる場面と
笑える場面がバランス良く展開していくので
重くならず暖かい気持ちになれる映画でした。
宮沢りえと杉崎花が演じる親子のやり取りが
とても自然で引き込まれました。
特に宮沢りえが強くて優しい母親像を熱演していて
とても等身大の母親に見えました。
子役たちの演技が素なのかわからないほど自然で
とても子どもらしい演技。気付いたら親目線で見てました。
オダギリジョーは何をさせてもオダギリジョーで
逆に好感が持てました(笑。
血が繋がっていなくても同じ時間を
一緒に過ごすことの大切さ。
自分の血が流れていなくても
好きになってしまった人の血が半分流れていれば
ただそれだけでその子を愛する理由がある。
自分が産んだ子供以上に親の責任として
残された時間で精一杯愛を注ぐ母親の姿が印象的でした。
残された時間で何ができるか。
残された家族は何ができるか。
家族の絆は常識を覆す力がある。
観終わって外に出ると空気が冷たく
そのまま銭湯に行きたくなりました。
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