この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
全864件中、781~800件目を表示
なんだろう、感想が難しい名作。
「感動した」とだけではあまりにも薄い感じがする。間違いなく心を動かされる映画だった。自分は所々で薄っすら涙したのだが(あくびした時ぐらいな感じ)笑いもあった。すずさんみたいな人と一緒に居られたら良いだろうなぁというホッコリする気持ちもある反面、悲しくなるエピソードもある。笑顔も悲しみもまだら模様といったところ。超名作トラウマアニメ映画「蛍の墓」ほど辛く悲しくなることもないが、ちょっと言葉に難しい鑑賞後感がある。
本にしろ映像にしろ音楽にしろ、喜び悲しみ辛さ憧れ寂しさ楽しさ怒り諦めなど様々な感情を同時に引き起こさせる作品は間違いなく名作だと思っているのだが、この映画はまさしくその通りだった。
なぜなんだろうか、映画館から家に帰るまでの道すがらの往来の人々を見て、そんなに悲しくもないはずなのに涙が出そうになることが何回もあった。
刺激の多い日常を送っている人や、日々のテンションがモロに仕事に影響する人にはあまりおススメしないかな。結構後を引きますので。
毎日同じことの繰り返しで生活に刺激が少ないなぁと思ってる人、おススメです。
エモーショナルとしか言いようがない。感想が難しい。
無理に感動を押し付けていなくてすごく見やすかったです。すずの表情や...
無理に感動を押し付けていなくてすごく見やすかったです。すずの表情や雰囲気の変化が細かく描かれていて、話に引き込まれました。
のんの声がすごく良かったです。
確かに感想は言いにくい
伝えにくい。物凄い感動か?と聞かれればそうでもない。良かったか?と聞かれれば、わからない。「良かった」とは言えない。そんな簡単な一言で済む内容ではないから。
「是非ご自分でご覧になって下さい」としか言えない。絶対に見るべき映画だと思う。見てみた方が良い。
ご自身で観て何を思うか、確認してみて下さい。
是非たくさんの人に観てほしい
公開直後と元旦に観にいった。
何度でも観たくなる映画。
去年観にいった作品の中で文句なしの
一番の作品。
そう遠くはないあの時代、
8月15日玉音放送を聞いたら自分はどう思ったのだろう。
普段のほほんとしてるすずさんの言葉に胸が苦しくなった。
もっともっと上映館を増やしてほしい。
もっともっとテレビなどで取り上げてほしい作品。
是非、観てほしい。
過去にあった非日常の追体験
ネットで話題になっていた事で、この映画を知りました。それ以外の予備知識なしで観ましたが、広島県呉市出身の自分にとってはよく知っている町の当時の姿が観て、体験できたと思っています。
何をいうより心に沁みた、というのが一番にきました。ぜひ観て欲しい映画です!
●圧倒的な日常のリアルさ。
いやあ、ちょっとびっくりした。この世界観に。なんだろ。ホントにうまいラーメン食った感じといったら品がないか。しみじみニヤニヤしてもうた。目が小鳥の足跡になる「あちゃー」顔がたまらん。
癒されてるうちに、この独特の世界観に引き込まれていく。
とても自然に。やさしい気持ちのまま。
そうして涙が止まらなくなる。全身からこみ上げる。じんわりと。
多くの日本人にとって、戦時中でもあたりまえに日常があった。主語が日常で、副詞が戦争というか。四季を愛で、暮らしを工夫し、家族とささやかな幸せがあり。このなんでもない日常が、圧倒的に普通に描かれている。
これがホントにスゴイと思う。
だから、戦争が刺さる。懸命に明るく生きている日常で起こる現実として。砲弾の破片がヒュンヒュンと、ラストの名もない子のお母さんのまわりをブンブンと。
時限爆弾の描写も、心の深層風景としてストンと入ってくる。
「はだしのゲン」「かぐや姫の物語」にないやさしいタッチ。
「君の名は。」「バケモノの子」とは異なるリアルの表現。
「何かが足らんくらいでこの世界に居場所はそうそう無うなりゃせんよ。すずさん」
「ずーっとこの世界でお前は普通でおってくれ」
ふたりのセリフがとてもいい。間違いなく後世に残したい1本だ。
余韻がすご〜い
原作などは知らずに鑑賞。戦争物ということでもっと暗い話になるのかと思ってたけれど、自分は笑う事の方が多かった。涙することはなかったけど、表情とか、料理のシーンとか絵にすごくあたたかさを感じて感情移入はすごくしやすかったし、女性が見たらもっと感動するんだろうなと。見終わった後もじんわりと心に残るものがある。
戦争映画で、ここまで日常を切り取ったものは見たことがなかった。
久々に誰かと一緒に見て、あそこはどうだったとか、どう感じたとか、意見交換したいなと思った作品。
素直に人にオススメできる。
あどけない女性の生きる姿に心を惹かれた
繊細で美しい動画とたんたんと静かにながれる効果音(歌)に癒された。ハリウッド映画とは、全く異なり身に浸みる深い思いを抱いた。日本人らしい、繊細なすばらしい作品です。
戦前戦中戦後にわたり地方の片隅で家族との絆で生きる、おっとりとした、あどけない女性の生きる姿を通して、「命のはかなさ」と「生きる上での大切なもの」を描いている。
時代は繋がっていると──
水彩画のような独特のアニメーションが意外と良かった。不思議とノスタルジックな雰囲気を作り出すようだ。
町の風景や時代観といったものが絵で自由に構築できるが故のリアルさを感じる。実写では感じることができないリアルな世界を不思議と感じた。
色彩が鮮やかで、それ故に水彩画のように感じることができたのかもしれない。
日記のように展開することで、戦争の恐怖や残酷さを生々しく感じた。日常がどんどん変わって、戦争が日常になってしまう悲しさに、ただただ涙する。
コトリンゴの歌もまた絶妙に溶け合って、感情が高まってしまった。
あくまである時代の日常を描いた作品、それ故に悲しくなってしまう。
原作を裏切らない作品。
でも作品自体は最高なのに、キャスティング云々の本編とは違うところで話題になってしまっているのが残念。。広島県人ですが、思ったほど劇中の広島弁に違和感はなかったです。画的にも原作の線が再現されているので良しでした。リピート確定です!
全ての人に観てほしい、伝えていきたい作品
戦争映画というと悲惨で残酷なイメージがありましたが、この映画はそれだけでなく、戦時中に生きる人達の日常生活と生きていくという覚悟が描かれていて、主人公と同じ女性としていろいろな場面で感情移入することができました。
ただ、感動する!泣ける!のではなく、
おっとりとしたすずさんの日常にクスッと笑い、微笑ましかったり温かい気持ちになり、悲しい現実や悔しさに涙したり、それでも生きていく強さに感動できました。
観ている最中より、観終わった後にもじわじわと目頭が熱くなる、そんな映画でした!
2016年、アニメ映画のNo.1!
...と言っても過言ではないでしょう!
戦争のある日常、そこに生きている人たちを優しいタッチで描いた
この作品はのんちゃん(旧・能年ちゃん)の演技やコトリンゴの音楽も
素晴らしかったです!久しぶりに何度も観たくなった映画でした。
いつもボ~っとしていたすずさんが、玉音放送を聴いた時に感情を
爆発させたシーンはとても印象に残っています。
大事な人たちを亡くし、自身も重傷を負いながらも明るく強く
生きるすずさん。これは現代で生活する私たちへのメッセージ
なのかも、とか勝手に思ってしまった。
「どんなに苦しくても、希望を捨てないで生きていく」
レビューに書きたいことがうまくまとめられないけれど、
泣いて笑って、最後は元気を貰えた映画でした。
えらいもんみちまった
高評価の中、「これで期待外れだったら…」と不安になりつつも劇場へ。
開始早々「これどんなアニメなんだ…??」と頭の中が?だらけに。
しかし…もうここからは、とりあえず見ろ!と言う言葉しか出てこない。
凄い映画でした。
今年のベスト…いや、ここ何年かのアニメ映画でベストで良いのではないでしょうか。
この映画を後世にも残してほしい。
だから、今ヒットしてほしいです。
こんなこと言ったら嫌がられるだろうけど、見て損はしないじゃない。「見ないと損するよ!」
うまく言えませんが
エンドロールになっても誰ひとり席を立たず(立てず)に各々が自身の内で今体感した作品をゆっくりと消化している。
そしてエンディング後館内が明るくなってもまだ消化しきれずに言葉を発する事無く、皆無言で噛み締めつつ出口に向かう。
後世に残していくべき映画
評判を見ていったのでかなり期待して行ったが、期待を大きく上回った。
前半のほのぼのした雰囲気での物語は笑えて、でもそれが伏線になっててより一層戦争の悲惨さと、生きている有り難みを訴えてくる。
後半の一つ一つの言葉が全て心に深く突き刺さる。
終わった後はしばらく何も喋れなかった。
こんなに引き込まれた映画は初めてかもしれない。
上手くは語れないが、絶対に見るべき映画で、そして後世に語り継がなければいけない映画だと思う。
戦争映画が苦手な人でもみにいってよかったと思えると思う。
小学校の戦争の授業では絶対見せたほうがいい。
「この世界の片隅に」笑って生きていられているだけで幸せ。
沢山の人に見て欲しい
こんなに心うたれる映画だったなんて、見る前は想像もしていませんでした。私の人生ベストワン映画になるかもしれない。
この作品をもっと沢山の人に見て欲しいです。
個人的には最後の最後がとても好きです。どうかエンディング途中で席を立たれませんように。
現在生きてる我々は
戦争って容赦ない、与えられたその場所で健気に明るく、そして強く生きるすず。
時代で価値観は変わるんだなー、死がすぐそこにあり、兄が、父がいなくなる。戦争へ行き、死ぬのが当たり前の時代、
あんなにぽーとしといて、終戦で負けたと聞いて悔し泣きするすずが意外だった。死ぬ気で戦ってたんだ、皆そうなんだ、だから頑張ってこれた。今の人が敗戦な解ってたように言うけど皆、信じてたはず。
終わった後に幸せを噛み締める
会場がこんなに賑やかになるのを見るのは初めてかもしれません。時には笑い、時には泣き、いろんな感情が押し寄せる会場でした。全体の雰囲気がとても愛おしく感じました。それも片渕須直監督の柔らかいタッチの絵やキャスト声優さんの素晴らしい演技力、コトリンゴさんの優しい歌声などが沢山詰まったこの映画の”パワー”なのかもしれませんね。映画が終わった後は拍手せざるを得ませんでした。この映画は間違いなく後世に伝えていくべきだと思います。私が今年観た映画の中でダントツ一位です。沢山の方にお勧めできる映画作品です。是非ご覧になって下さい。
全864件中、781~800件目を表示