この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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大勢に観てもらえて良かった
今年はアニメの当たり年。
その影響でこの映画も大ヒットのようですね。
「君の名は」が無ければ、あまり注目を浴びずに終わった映画化もしれません。
そんなもったいないことにならずに良かった!!
この映画も予告編を観ただけだったので展開は予想外。
こんなにも戦争が主体だったとは思わなかった・・・・。
しかし今後は、この映画が毎夏の映画になることでしょう。
私の歳でも少しは知っていることがあるので、年配の人には懐かしいことがいっぱい
若い人には新鮮でしょう
観れて良かったです
原作の良さをそのままに
こうの文代の「この世界の片隅に」を漫画で読んだのはもう10年位も前のことであり、内容も忘れかけていた。しかしこの映画を観る事でありありと読んだ当時の気持ちに戻った気がした。
小説にしろ、漫画にしろ、映画化されるという事は、ともすれば原作の良さを失ってしまう事が少なくないが、この映画では、こうの史代らしい柔らかな良さを損なう事なく丁寧に作られた秀作である。
戦争は、奪い取られ、失い、全く愚かな事であることを改めて想起させられた。
是非多くの人に観て貰いたい。
観られて良かった
今の日本を作ってくれた人たちの悲しみと前を見た強さに涙が出る
あんな状況の中でも健気にちゃんと普通の日々を過ごすすずさんもその周りにも勇気付けられときどき可笑しくて救われる、こんな日常もあったのだと
そんでまたぼろぼろと泣いてしまう
なんだか愛おしいしすずさんは頼もしいし大きさはないけど柔らかさと強さがあってのほほーんとして可笑しい、それはのんさんの、それが、とても、ぴったりだった
画もとても鮮明で残酷な事実もきちんと見せてくれてそれでなのに優しくて、みんなの
想いが、視える
哀しい
原作はコミックらしい。未読。
呉の街はずれの山村に嫁いだすずの戦前戦中戦後を描く。
軍港の街ゆえにさんざん空襲にあった場所。
ただ、物的な大変さではない辛さがじわりと伝わって来る。。
でも生きていかなければ。
大きな大きな喪失を経ても、淡々と生き抜く人々。
力強い応援歌も、気合もないけれど、小さいけれど屈託のない笑いと、日々の習慣に転がされるように生きて行く。
なんだかもう哀しくてたまらなくなる。。
生きて行く理由なんか、無い。
でも父や母や姉や妹や夫や.....大事な人がいるから、自分も生きている。。
その凡庸さと温かさに、のんの声がぴったり来る。
音楽もいい。
騒がしくなく、静謐に映像を包む。
とてもとても、しみる映画でした。
すごい名作!
このアニメの原作を持っていて気になったので見に行きました。
漫画だとシリアスなシーンものほほんとした感じで進んで行くイメージだったのですが、こんなにアニメがしっくり来たのは驚きでした。特に空襲のシーンは次から次へ襲ってくる時間の経過の感じがとてもリアルでした。
あとは、やはりみなさん言っているようにのんさんの声がすごくいい。
100年先も見て欲しいってのはすごいしっくり来ました。オススメです。
すばらしい
アニメに対し最近距離を感じていました。
身近に撮影できないものを簡易に表現しているだけなのか。コンピュータの技術を使って美しい画像を作っているだけなのかと。
でもこの映画を観てよかったと思いました。
戦争ってすぐ忘れかけるけど、こんな映画が出てきてくれるたびに大切なことを思い出させてくれる。貴重だと思います。
映画を観ながら、この時代の人たちはこんなふうに毎日を過ごしていたんだろうなとか、広島の人たちの苦労はこんなふうだったのかなとか考えていました。
すごくかわいそうだと思うし、戦争は絶対にいけないと思いました。
アニメだから表現できていたことも多かった気がします。アニメも素晴らしいと思いました。
レビューで、観たほうがいい、観てほしいという意見が多かったわけが分かりました。
とてもよかった
平日の朝一にも関わらず、ほぼ満席だった。
原作を何年か前に読んでいたのでストーリーはわかっていたつもりだったが、後半のストーリーはほぼ忘れていた。
後半三十分は涙が止まらず、主人公の声が能年玲奈のキャラクターとぴったりで素晴らしい映画だった。
上映前の場内放送でメンバーズカードが来月からシネマート新宿でも使えるようになるらしい。
韓国映画好きには朗報だ。
この悲劇は、果たして、「過去の戦争体験」なのだろうか?!
以前、日経新聞一面のコラムに、「君の名は。」が取り上げられましたが、
11月20日には、当該作品を取り上げていましたので、急遽、観に行きました。
太平洋戦争末期の呉と広島が舞台の作品です。
次の特徴が挙げられます。
1. 高齢者向けだが、若者に観てもらいたいアニメである事。
2. 通常は、公開館数は350館ほどですが、たったの68館しか上映していない事。
3. 公開館数が少ないのに、興行成績が、2週連続TOP10だった事。
4. 評価・レビューが、5点満点中4.6と異常に高い事。
日経新聞によると、昨年春、クラウド・ファンディングで協力者を募り、
8日間で目標の2000万円を達成したそうです。
(最終的には、3374名により3900万円)
その為に、エンドロールで出資した個人名が、しばし流れていました。
日経新聞では、最後に、「映像文化の今後の道を示した」と結んでいました。
先月放送されたNHK「おはよう日本」でも、特集を組まれていて、
それによると、漫画が発行されてから、映画制作に6年も要したそうです。
さて、感想ですが、
主人公のすずさんが、ちょうど他界した母と同年代(大正15年生)という事もあり、
また、すずさんは、18歳で結婚したのですが、母も19歳で結婚した事もあり、
なんか、母を見ている様で、それだけでも、辛くて。。。
こういった戦争体験を後世に伝えることは、我々の義務なのでしょうが、
果たして、「過去の戦争」と言い切ってよいのでしょうか?
私は、この作品を観て、「中東・シリアの悲劇」を連想してしまいました。
まさに、「この世界の片隅に」が、今現在進行しているのです。。。
当該作品を、映画という観点ではなく、いろいろな背景を理解した上で、
何かを考えるきっかけが欲しい人には、
上映している映画館が少ないですが、お薦めです。
Michi
実写でなくアニメで良かったです。
山田くん(おじゃまんが)みたいなやわらかい画風で力入らず疲れずゆっくり物語を観られました。劇場内でもクスクス笑い声あがってた。
物語は実際にこういうことがあっただろうな、と思う。
親子でも、孫とでも、恋人とでも、友達とでも、ひとりでも、何度でも観たくなると思います。
私はもう一度以上観る
ぜひ 映画館 での 鑑賞を。
今年は 日本映画 の 当たり年 なのかな。
天の邪鬼 な 俺らだけど、この映画は
絶対 観よう!と 決めていました。
先日、東京国際映画祭 に 出かけた時に
この 作品も 参加してるのを モニターに
映る 舞台挨拶してる 監督 と のんちゃん。
ワクワク しながら やっと 鑑賞出来た
感想は (自分にしては珍しく)想像以上に
凄かった!
画は 全体 淡い感じ。アニメーション と言うより 絵画 に 近いです。
音響 も 素晴らしく 監督も おっしゃって ましたが、映画館 でしか 伝わらない 音や 細かい絵が あります。
なにより すずちゃん 演じた のんちゃん が 素晴らしく、すずちゃん が スクリーン の 中で イキイキしてる。
日本語字幕付 を 観たのですが、当時の 言葉の 意味も わかり 良かったです。
次は 無しの 作品も 観に行きたいな!
この劇場の片隅に
冒頭、1分もたたないうちか。全く理由がわからないのだが心がガンガン揺さぶられて行くのを感じた。
そのまま2時間映画に引っ張られていく。
2時間後、部屋を出る人々が出来るだけ音を立てないように、他人に顔を見られないように出ていく様は圧巻だった。
僕もどんな顔をして映画館を出たらいいのかわからなかった。
この世界のど真ん中で輝くべき作品
聞きしに勝る素晴らしさ。この世界のど真ん中で輝くべき作品
何よりも能年玲奈(のん)の演技が素晴らしかったなあ。これこそが命を吹き込む演技という感じ。もう主人公すずは能年玲奈以外に考えられない。作画も凄い。俺のような若造にも戦時下の日常と非日常(あの頃においてはそうでないのかもしれない)を「思い出させてくれる」ような手ざわり
あの頃においては普通の生活をすることが彼らの「戦い」だったんだな
すずの辛さの中に笑いを見出そうとする精神。これって『ツイン・ピークス』の「にっこり笑ってやり過ごせ!("Let a smile be your umbrella.")」の精神よなあ。にっこり笑ってやり過ごそう!
体にじんわり染み込むお味噌汁のようでした
話の内容はとても明るいものとは言えないのに、何故かとても幸せでのんびりした、素敵な映画でした。戦争の時代でも、自分らしく暮らしていこうとしたキャラクターたちの営みがリアルに見えてきて、まるでノンフィクションの作品を見ているみたいでした。
観た後にじわじわと、このシーンが良かったな、あのシーンも良かったな、とゆっくり心に染みていく作品です。
のんちゃんもぴったりでしたし、細谷さんの演技力にも圧倒されました。
遠出をしてでも観に行く価値は充分にあると思います。長々と失礼しました。
すずちゃんの日常を淡々と描いていて余計な情報が一切入ってこなくてと...
すずちゃんの日常を淡々と描いていて余計な情報が一切入ってこなくてとても見やすかった。何が起こったのかわからないくらい一瞬で壊れる日常。そんなことが起こる時代だったんだな。
評価が難しい作品。 淡々とした描写で主人公は明るく生きているが、戦...
評価が難しい作品。
淡々とした描写で主人公は明るく生きているが、戦争の悲惨さも十分に伝わって来る。
のんさんの声が絵とキャラにぴったり。
誰も「不幸せ」じゃないのに、悲しみに押しつぶされそう
知らない家にお嫁にいっても、誰よりはやく起きて嫁として井戸まで水を汲みに行ってても、主人公のすずはそれを「不幸」としていない。すずの周りの人もそう。毎日ご飯をつくり、家族と食卓を囲み、洗濯をし、困っている人がいれば助ける。戦争がきても、ただただ、毎日を過ごす。だって「そういうもの」だから。
よくある戦争ドラマと大きく違うのは、登場人物皆が戦争の酷さや意味について発言しないことだと思う。
その時代にいきた人として「そういうもの」として毎日を過ごす、ただそれだけというリアルがすごい。
見終わって二日経ってもまだ、映画のことを思い出すし、レビューを読んでは涙が出てきたりする。こんなことは初めてです。
ファンタジーな部分もあるし、コミカルで笑えるところもたくさんあるのに、どうにもリアルで、心が抉られるような苦しさと悲しさを覚えます。
でも、本当に見てよかった。
こんな映画を海外へも輸出してほしい。
この世界の片隅に
戦争を背景にした映画はしばしば戦場が舞台になることが多く、「戦場の男の生き様」が多く語られる。
「この世界の片隅に」は、そんな舞台裏の日本で生きた人々の生活が中心となっている。
主人公のすずは戦時中という時代の流れに身を委ね、気丈に振る舞いながらも多くの困難に直面し、悩み、人を愛し、笑い、時にボケたりと、とても人間らしい少女です。すずを囲む人達もみんな人間らしく、当時の生活感がリアルに表現されています。
戦争で起きた多くの悲劇の中でもそれを受け入れ、乗り越えて生きる人々、そんな、世界の片隅に起きた出来事がとても情緒で溢れていて、気づけば頬に涙が伝っていました。
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