この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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うーむ…
別に書かなきゃならない義務もないし、しかしながらせっかく観に行ったんだしパンフまで買ってしまいましたので
パンフ買ったのなんて高校生の時以来じゃないかなあ。
観に行って数日たつけど、どう言ったらいいのかわからない、なんと言っても伝わらない気がするんだけどずっとこの映画のことを考えるし、他のアニメがなんだか軽く思えてしまうくらいの吸引力はあると思う。
うーん、しかしどう判断したらいいのかわからん。少なくとも自分は反戦みたいなメッセージは感じなかったし、これって戦争映画なんかな?と疑問に思う。
当日ちょっと睡眠不足でつまらなかったら寝てしまえ、と思ってたけど
寝るどころか、初盤から引き込まれて最後まで飽きなかった。
二時間以上あってこれはすごい。
では面白かった?と聞かれてもなんともいいがたい。感動できるか?とか泣けるかと言われてもうーん…
すごく異質ななんだか今までにないものをみた気もする。
ただ、はっきりしてるのはすずちゃんが可愛いすぎる。のんさんの声がこれまたいい。これだけで中盤まで引っ張られた気がする。
さらにすずちゃんのめぐる二人の男、旦那と幼なじみ担当声優さんは二人とも大人気の人たちだが、おさえた演技でこれもよかった。
でも、歌はちょっと
好みの問題だけど、私はこういう歌い方するボーカルがあまり好きじゃない。
あと、最大の問題点?
なんかすずちゃんの旦那が浮気してるとか聞いたけどそんな場面ないじゃん?と思ってたら原作にあるらしい。
あのすずちゃんが道に迷った時に道を教えてくれた「こんなとこ来ない方がいい」と言ったおねーさん
らしいけど。えーそこバッサリ切っちゃったのどうなの?さらに言えばこのおねーさん、遊廓で働く女郎らしいがそれもパンフレットに書いてあったからわかった感じ
見落としたかな
観たのは3ヶ月前ですが
様々な偶然の組合せに人生を左右されながらも世界の片隅に場所を見つけ、そこで必死に今を生きるたんぽぽのような主人公、すずさんとその右手(意味深)の物語。戦争はそれを鮮明にする一つの設定であって、メインに描かれるのは日常の生活や人間模様。反戦がメインテーマとなるような従来の戦争映画やりも、さらに包括的な視点に立った作品のように感じた。
原作漫画ではすずさんの「選んだ道、選ばんかった道」の対比が、テツやリンに関する描写からはっきり浮かび上がっている。映画はそれに添いつつ尺の問題でそれらが一部カットされているため、ただボーっと見ているといまいちピンとこない箇所も多いと思う。仕組みの単純で感動ポイントのはっきりした万人向け映画とは言い難いが、それでも多くの人に観てもらいたい。
内容や構成だけでなく、映像や音楽、声優陣について。パステルタッチの絵が優しい歌声や音色、効果音と呼応して、不思議にどこか懐かしくそしてリアルな雰囲気を作り上げていたし、のん筆頭に声優陣の声もそこにうまくハマっていた(その点、テツの幼少期の声は残念だったが笑)。この雰囲気があるからこそ、それを一瞬で破壊する爆撃のシーンの恐怖がよりリアルに伝わったと思う。
正直ここまで映画で心動かされた事は少ない。素晴らしい映画でした。
life goes on
「この世界の片隅に」
監督・脚本-片渕須直.
原作・こうの史代.
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たくさんの評判を聞いてついに、観てきました。ホントに素晴らしかった。映像、音楽、物語、いつもならどんな映画かなと考えながら観るのですが、これはもう世界に入っちゃって、むしろ現実に思えて、別に何もないんだけど、涙が溢れました。。.
初めて映画で涙が出ました。いや、かといって面白くて笑えるんだよ!そこがまた泣けるんだ。
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テーマはまさにLIFE GOES ON.
この世界の片隅で、それでも生きて行かなければ。.
どんな世界であれ、怒りや苦しみがあっても笑うことができるんだ、生きるんだ、続くんだよ人生は。.
戦争に対して肯定も否定もせずに、ただ、そこにある日常を肯定する。
終戦後のお母さんのセリフね、まだ明日も明後日もあるんだからね。。これ。
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最大のポイント.
良い映画は現実に広がりがあるもの。.
「すず」役の能年玲奈ことのん!完全にすずはのん、だし、のんはすず!!.
もう本人でしょ?のんみたらうちの奥さん泣いちゃうよ.
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良いとか悪いとかでもないですこれは。人生です。 .
苦しみながら鑑賞
たくさん苦しんで、涙して、それでも人は生きていく。
たくさん笑って、冗談言って、それでも人は死んでいく。
主人公やその旦那さんが亡くなるとかの方が物語としてよっぽどストレート。でもこれはそうじゃない。
本当に上手に人の希望を奪っていく。
こうのさんの別作『夕凪の街』を知っていたので、この人の展開のうまさは覚悟してたつもりでしたが、こうも柔らかなタッチと空気感の中に絶望を盛り込める作家さんもそう多くはないでしょう。
個人的に、広島に住んでたことがあり江波も呉も馴染みがあったし、方言に慣れていたのもあって、すごく身近に感じで苦しい気持ちでいっぱいになりました。
特に妹のシーンは苦しかった。。
あの腕、あのアザ。。
嫁いでからよく働いて小麦色になってたすずの肌が、右手事件以降どんどん白くなって、逆に義姉がどんどん焼けてって、だけどそんなすずよりすみちゃんの腕の方が白かった。
鮮やかで温かい描写と、胸に迫るドラマ
昭和初期の広島、呉が舞台のアニメ。
主人公すずのおっとりした雰囲気と、平和で穏やかな日常が温かなタッチで描かれています。
広島弁、街の様子、瀬戸内海の風景、土地の風習などからきちんと作り込まれていることを感じました。
嫁入りしたすずや、周囲の人たちの日常がリズムよく展開され、感情移入しながら飽きることなく楽しめました。
後半は戦争激化と原爆による被害を、まざまざと感じさせるシリアスな一面がありました。
いろんな葛藤と向き合い、ぶつかり、それを支え合う家族、、、そんな姿に胸が締め付けられます。
温かみのある作画と、劇中に流れるコトリンゴの挿入歌が、どこか懐かしく、そして侘しい世界観を作ってくれています。
幅広い世代に、それぞれ異なるメッセージを伝えられる良い作品だと思いました。
※作品の内容および結末、物語の核心に触れる記述が含まれています。未鑑賞の方はご注意ください。
「むかし知っとった人にいま会うたら、夢から覚めるとでも思うんじゃろか、うちは。」
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、広島市に原子爆弾リトルボーイが投下された。
それは、第33代アメリカ合衆国大統領ハリー・S・トルーマンの7月25日付け大統領令「広島・小倉・長崎のいずれかの都市に8月3日以降の目視爆撃可能な天候の日に特殊爆弾を投下するべし」を受けたB-29(エノラ・ゲイ)によって行われた。
広島市内の中央に位置するT字形の「相生橋」が目標点とされ、投下された原爆は上空600メートルで炸裂。
爆発に伴って熱線と放射線、周囲の大気が瞬間的に膨張して強烈な爆風と衝撃波を巻き起こし、その爆風の風速は音速を超えた。
爆心地付近は鉄やガラスも蒸発するほどの高熱に晒され、強烈な熱線により屋外にいた人は全身の皮膚が炭化し、高熱で内臓組織に至るまで水分が蒸発、水気の無い黒焦げの遺骸が道路などに大量に残され、3.5km離れた場所でも素肌に直接熱線を浴びた人は火傷を負うほどであった。
爆風と衝撃波による被害も甚大で、爆心地から2kmの範囲で木造家屋を含む建物のほとんど全てが吹き飛んだ。
爆発による直接的な放射線被曝の他にも、広島市の北西部に降った「黒い雨」などの放射性降下物(フォールアウト)による被曝被害も発生し、救援や捜索活動のために市内に入った人にも急性障害が多発した。
当時の広島市の人口は約34万人で、爆心地から1.2kmの範囲では当日中に50%の人が死亡し、同年12月末までに更に14万人が死亡したと推定されている。
その後も火傷の後遺症による障害、胎内被曝した出生児の死亡率の上昇、白血病や甲状腺癌の増加なども見られた。
爆発の光線と衝撃波から広島などでは原子爆弾のことを「ピカドン」と呼ぶようになる。
「大事じゃ思うとったあの頃は・・・大事じゃと思えた頃が懐かしいわ。」
本作は戦争映画ではなく、第二次世界大戦中の普通の人たちの普通の日常の物語で、その穏やかな暮らしの背景に、たまたま戦争がある。
ささやかで幸せな生活がずっと続いてほしいという願いは、現代も戦時中も全く同じで、みな日々の生活に追われながらも小さな幸福を見つけ、前向きに生きている。
日々の献立を考えたり、少ない材料の中で調理法を工夫して少しでも美味しくしたり、高台からの眺めに「美しい」と感じたり、それを絵に描いたり、妄想したり、慣れない土地で人間関係に苦労したり、買い物の帰り道で迷ったり、儚い恋をしたり・・・。
現代の日本と違うのは、その小さな幸せがいつ奪われてもおかしくない状況にあり、悲劇がある日簡単に訪れてしまうこと。
やり場のない怒りや悲しみに、誰もが突然に放り込まれる。
生まれてきた時代が数十年違うだけで、平和に暮らしている人々がこんなにも悲劇の連鎖に巻き込まれてしまう。
反戦を訴える手段や言葉は数多くあるが、本作のメッセージは口調が穏やかである分、より心に突き刺さる。
「お前だけは、最後までこの世界で普通でまともでおってくれ・・・。」
徹底したリサーチと時代考証で構築された、アニメーションならではの色彩の世界は、本作の主人公があらゆる情景を美しい絵画で表現した事と同じく、カラフルな絵の具で包まれた夢の様な雰囲気で、だからこそ残酷な現実がより浮き彫りになる。
ナチスドイツ軍によりビスカヤ県のゲルニカが受けた都市無差別爆撃(ゲルニカ爆撃)を主題とした20世紀を象徴する絵画「ゲルニカ」(ピカソ作)と同様、本作は鋭い反戦メッセージが込められた「芸術作品」なのだ。
それは、悲惨な戦場をありのまま切り取った報道写真と、それらをモチーフに描いた絵画の「伝え方の違い」を連想させる。
言葉や文章や映画や絵画など、戦争の恐ろしさや悲惨さを「人に伝える」ための方法は古くからあらゆる手段で行われてきたが「まだこんな方法があったのか」という衝撃を受ける。
悲しみと幸せと希望が入り混じった色々な感情が渦巻き、エンドロールで描かれるエピローグも含めて、鑑賞後は心が震えて立ち上がれなくなる。
「そんなん覚悟の上じゃないんかね。最後のひとりまで戦うんじゃなかったんかね。」
本作は、こうの史代による日本の漫画作品を、宮崎駿の『魔女の宅急便(演出補)』、大友克洋の『MEMORIES/「大砲の街」(演出・技術設計)』、そして『マイマイ新子と千年の魔法』で監督・脚本を手掛けた片渕須直がアニメーション映画化。
インターネットで制作費を募るクラウドファンディングで、国内映画の過去最高額を記録した。
戦争は、人々の幸せな暮らしを一瞬で奪い去る。
楽しい食卓、学校の友達、家族、愛する人、そして多くの人々の「未来」を、突然に奪う。
戦時下の昭和19年に、広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公すずの日常が幼少の頃から順を追って描かれる中で、細かく年日時が表示される。
我々観客は、昭和20年8月6日に広島で何が起きたのかを知っているので、そこに至るまでの「日付」は悲劇へのカウントダウンにもなっていて、サスペンス的な側面もあり一瞬も気が抜けない。
「海の向こうから来たお米。大豆。そんなもんで出来とるんじゃなぁ、うちは。じゃけえ、暴力にも屈せんとならんのかね。何も考えん、ボーっとしたうちのまま死にたかったなぁ。」
監督の片渕は2010年5月から何度も深夜バスで広島に通い、後知恵を徹底的に排除した上で、多くの写真を集めたり、70年前の毎日の天気から、店の品ぞろえの変化、呉空襲での警報の発令時刻に至るまで、すべて調べ上げて時代考証を重ね、原作の世界にさらなるリアリティを加え本作を完成させた。
例えば、主人公が高台の段々畑から戦艦大和の呉入港を見る場面は、現存する戦艦大和の航行記録で「大和がいつどこで何をしていたか」を全て調べ、昭和19年4月は17日だけ呉に入港していた事が判り、その日付から天気と気温を調べ、実際と全く同じ「昭和19年4月17日の呉」の景色を再現している。
「理念で戦争を描くのではなく実感できる映像にしたかった」と徹底的にディテールにこだわり、劇中で登場する建造物や商店の並び、登場人物たちが歩く道、その周辺の人々、上空を飛ぶ飛行機の種類や正確な時刻、焼夷弾が落とされる場所や日時、そして戦艦大和の艦上での手旗信号の内容までもが解読できるくらいに、限りなく「現実」だけを描いている。
だから、あの時代に、あの日に、この世界の片隅に、今の我々と変わらぬ「小さな幸せ」だけを願い生きていた人々が、間違いなくたくさん居た事を、心から実感できる。
当たり前の様に戦争中にもたくさんの生活があったという事実を、そして今この瞬間も、世界の多くの場所で内戦やテロや飢餓に苦しみながら必死に生きてる人達が大勢いることを、改めて深く考えさせられる。
今までどれほど大きな戦争や事件や災害が起きても、人々は何度も立ち上がってきた。
ささやかで幸せな生活がずっと続いてほしいという願いは、現代も戦時中も全く同じで、みな日々の生活に追われながらも小さな幸福を見つけ、前向きに生きている。
それはこれからも止まる事はなく、我々の生活はこの世界の片隅で脈々と続いていくだろう・・・。
「晴美さんのことは笑って思い出してあげようと思います。この先ずっと、うちは笑顔の器になるんです。」
確かに『この世界の片隅に』…。
前々から観たい映画でしたが、ようやく近くの映画館で上映が始まり、観てきました。
戦争時代が背景にあり、広島、呉と聞けば、当然、『蛍の墓』のような悲しく、辛い内容を予想していました。しかし、戦争時代を新しい切り口で、下向きに生きることを通して爽やかな風さえ感じる素敵な映画でした。
だからと言って、決して戦争を美化してるのではなく、戦争の悲惨さも十分伝えながらも観終わった後に、前向きに生きることを残してくれたのは、主人公すずさんが「のん」の声が優しさとゆるさを醸し出し、良かったと思いました。
のんさんはもう一度復活して欲しい女優さんです。
きょう『この世界の片隅に』観て来ました。監督/片渕須直。原作/こう...
きょう『この世界の片隅に』観て来ました。監督/片渕須直。原作/こうの史代。
淡々とお話しが進む中、隅々まで伏線を張り(座敷童と赤いスイカ、遊郭のリンさん、人さらいの籠、)当時の広島・呉の生活描写は細やかに忠実に描かれていました。
何回観ても新たな発見が出来ること請け合いの情報量であります。
普通に生きる人々、その大切さ、普遍的な宝があることをすずさんが教えてくれます。
戦争。日常と喪失の間でゆらめく人たちの機微。
『この世界の片隅に』……現在も世界の片隅では紛争が絶えない。今も世界の片隅ですずさんが生きている。
是非、沢山の人に観て欲しい
12月に熊本市内のDenkikanで観て以来2回目。
近くの映画館でも公開になったので、妻を誘って観に行きました。
最初は、原作を読まずに観に行ったのですが
今回は、原作を読んだ後だったので、色々な細部についても
確認しながら観ました。
原作者や監督の思いが本当に伝わってくる良い作品と思います。
これは反戦映画じゃない。
家族愛、夫婦愛、親子愛、様々な形の愛が画面いっぱいに溢れていて、素敵な映画でした。惜しむらくは監督さんの原作愛はわかるのですが、やや内容が詰め込み過ぎた感があり、紙の漫画だと自分のペースで楽しめるんだけどなぁーと。そういう意味では繰り返し見たくなる映画ですね^_^ベテラン男性声優陣に負けず存在感を示したのんさんの演技力にも脱帽です。
人気なのが気になって
昨年は君の名は。聲の形と話題作のアニメ映画が多く、その流れで観に行きました。聲の形は先に原作を見て少し失敗したので今回は原作未読で映画館に行き、原作を読み終わっての感想です。戦中日常系、徐々に進行していく年代の流れの緊迫感、中心にあるべき戦争の片隅をすずさんの視点で書かれたそれは、決して他人事では無い時代の流れの空気感がひしひしとしてました。原作から見せたい部分をコンパクトにまとめ、アニメならではの映像と音の表現は本当に良かったです。昨年の大ヒットしたアニメはそれぞれが全く異なる方向性での一級品を作り出しており、本当に映画館が楽しい年でした。
映画館で観ることが出来て良かった。
本作品と同じくここ1年で話題になった「シン・ゴジラ」や「君の名は」には、一言で言い表せるアピールポイントがあるのに対し、この作品にはとにかくここがすごい!と一言で言い表せる特徴は無い。
過剰な演出もなく、一主人公の暮らしぶりを淡々と描いている、という印象。
でもそれが本作品の特徴であり凄さでもあるように思う。戦争も、それまでの日常も一人物の感覚を通して淡々と描かれる。日常に戦争が介入してくる恐怖を訴えかけてくる。
この作品の凄さは実際に劇場で観て、自分で感じないとわからないと思う。もちろん音の演出など細かい点でも良い点はたくさんあるのだけど、あまりこの作品の本質ではない気がする。
この作品と映画館で向き合うことが出来て良かった。
全体的に急ぎ足
戦争という重いテーマであるにも関わず、所々クスッと笑えるようなほのぼのとしたシーンがあり思ったよりも楽しく鑑賞することが出来ました。また作画が非常に芸術的だったのも魅力的でした。
しかし、全体的に非常にテンポが早いのが残念です。オチがあって笑えるシーンでも直ぐにシーンが次に切り替わるので、笑う暇もない。もう少しゆっくりと物語を楽しみたかったというのが正直な感想です。
あと「この世界の片隅に」という題名が全く生かしきれていないとも感じました。
率直に言わせてもらうと、そんなに面白い映画ではありません。ですが戦時中の人々の暮らしや時代の雰囲気を味わえる映画ですので、一度観てみる価値はあるのではないでしょうか。
語彙力が足らず上手く感想を伝えられていないかもしれませんが、よければこのレビューを参考にしていただければ幸いです。
涙が止まらない
戦争に対する偏った感じも受けず、当時の庶民の目線で生活を観れました。声はまんまのんでしたが、すずののんびりした感じととてもマッチして、自然に観れました。そして後半は涙がボロボロ。そして周作さんに惚れました笑 ほんわかするけど、大変シリアスでもありました。現実感がすごかつたです。そして、是非観て欲しい!って思う映画の1つになりました。
心に残る作品
前半をみると、戦争中でも、普通の暮らしや、笑えるようなこともいっぱいあったんだろうという思いになります。主人公のすずののんびりした性格もほっとでき、またのんの声もとてもあっていたように感じます。最高のキャスティングだったんじゃないでしょうか。
後半、戦争の残酷な描写が増えます。ほのぼのとした前半と打って変わって、とても残酷な映像が続きます。アニメといっても、素晴らしい作品はやはり残酷さとエロス、のほほんとした雰囲気、恋愛感情など、いろいろな要素がいっぱい含まれているように思います。手塚治虫作品がまさにそうではないでしょうか。
心に残る映画でした。
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