「のんの復帰作」この世界の片隅に りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
のんの復帰作
昭和19年、故郷の広島市江波から呉に嫁いできたすずは、戦争によって色々なものが欠乏する中で、病弱な義母の代わりに家族の毎日の食事を作り、掃除、洗濯、買い物などの家事全般をこなしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、義姉の娘と一緒にいた時、爆弾でその子と自分の右手を失った。それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けていたが、新型爆弾が広島に投下されたと聞き・・・そんな話。
戦後80年の2025年に再上映。
これまで何度も観てきたが、レビューを書いてなかった作品。
のんが声優としてすず役で復帰したことに感動し、応援しようと公開時何度も劇場に通った。
戦時中で食べ物もない中、雑草の中から食べられるものを選び、工夫を凝らして食卓を鮮やかにしようと奮闘する健気なすずに感情移入し、爆弾で右手を失っても出来る事をこなしている姿に涙が出てしまった。
のんとすずが被ったかもしれない。
何度見ても感動する作品。
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おつろくさんのコメント
2025年8月19日
共感ありがとうございます!
能年玲奈(あえて本名)が声を当ててこれほどピッタリくる作品はなかなかないと思いました。アニメでも実際の演技以上に声で気持ちを伝えるのは難しいですからね。「すずめの戸締り」の時の原菜乃華も声に圧倒された女優の一人です。