「2020.8.15 戦後75年」この世界の片隅に M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
2020.8.15 戦後75年
広島の呉を舞台に、第二次世界大戦の時代を生きた北条 すずという女性が主役のお話。
漫画を先に読んでいたため、比較的感情的になりすぎず落ち着いて鑑賞できた。
今までの戦争をテーマにした映画のような戦闘シーンはないものの、呉の空襲なんかはとてもリアルにわかりやすく描かれていた。
平和ボケがどうとか、レビューを読んでいると書かれている人がいますが、人間は浅はかな生き物なので、きっと大切なものに気づくのにも、大きな何かが起こらないと分からない生き物なのではと常日頃から思う。
だからこそ大変な時代に普通の生活を送り続けるすずさんを観て、こういう事が大切なんだなといちいち感心していました。
すずさんのように、いろんなものを犠牲にしたり、失ったりした人が山ほど日本にはいたのだなと思うと、今の自分が生きている世の中はなんとありがたい世の中なんやと思う。
あの悲しい戦争が終わって75年。まだ75年。
私達は二度と同じ過ちを犯さぬよう、戦争について知ることのできる映画を選んだ。
どうかどうか、この先も戦争しなければいけない国にならぬよう、日本政府をはじめ私達一人一人が本当に平和を願って、いらぬ争い、疑い、先入観を持たずに世界の国々と外交し、皆が笑っていられる世界になっていてほしい。
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