「嗚呼・・・わたしも平和ボケしているなと。しっかり生きなきゃいけないなと。」この世界の片隅に うにさんの映画レビュー(感想・評価)
嗚呼・・・わたしも平和ボケしているなと。しっかり生きなきゃいけないなと。
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1945年の広島や呉のあたりを舞台に繰り広げられる日常が、描画を得意とする主人公を中心に描かれる。
異性の幼馴染が嫁ぎ先に訪ねて来たり、ふとしたことで遊郭の世界を少し覗いてみたり戦争の間接的な影響を受けながら時折綻びを見せる程度だった日常が、徐々に直接的な影響を受けてどんどん崩れていく。空襲の頻度が多くなり、強度も強くなっていく。
原爆を投下された後、ポツダム宣言を受諾して戦争は終了した。
能年玲奈さんの平坦な声が作品の主人公にハマっていて、おっとりとして平和に続くかのような日常が強調されている。形を変えながらも終わらない日常に生きる登場人物から、強い生命力を感じた。
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