「いつの時代も、生きるとはこういうことだ。」この世界の片隅に image_taroさんの映画レビュー(感想・評価)
いつの時代も、生きるとはこういうことだ。
反戦ものの体裁を取りながら、そういうカテゴリーを突き抜けて、「この世を生きるとはどういうことなのか」という普遍的なテーマに肉薄する類い稀な本物の名画と言って過言ではない。だからこそ、多くの人の共感を呼んだのだろう。未見の方は、一部の否定的なレビューに惑わされず、自らの眼で確かめてみることをお勧めする。
能天気に自分の運命は自分で切り開くものだ!とか、私は私の道を進む!とか、安易なポジティブ志向の人には全く響くものがないだろう。その反面、自分の置かれた場所で、自らの宿命に懸命に向き合っている人には、この上ない宝物になるだろうと思う。
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