「あたたかさの正体とは」この世界の片隅に katieさんの映画レビュー(感想・評価)
あたたかさの正体とは
映画館へは5回足を運び、Blu-rayディスクも購入した。何度観ても、あたたかい気持ちにつつまれ、涙がこみ上げてくる。
一番最初に鑑賞した帰り道で、世界が愛おしく、優しく映って見えた不思議な感覚を今でも忘れられないでいる。
鑑賞後、ふとすずさんを思い出して涙がぼろぼろと溢れてきた。
感動と余韻をそのまま引きずり、この映画の感動を人に伝えようとしたのだけれど、困ったことに言葉にできなかった。どう伝えようとしても陳腐になりすぎて…。
(個人的な話で恐縮なのですが…)
私は遠くに住んでいる祖母に会いに行ったあとや電話で話したあとで、愛おしさで胸がいっぱいになって泣いてしまう。
「この世界の片隅に」を観たあとの涙は、祖母と会ったあとの涙に近い気がする。
この映画は、やさしさや愛おしさ、そしてあらゆることへの尊さを気づかせてくれる。
まちがいなく、私の中で人生一番の作品
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