「激動の時代を日常と共に流される話」この世界の片隅に 有無さんの映画レビュー(感想・評価)
激動の時代を日常と共に流される話
この世界の普通のことや辛いことを、面白かったり綺麗だったりする絵に変えてしまう、すずさんの右手。それを、いろいろな物と一緒に失うシーンは辛かった。
作中でお義姉さんが、すずさんは結婚とか生き方を自分で決められずに気の毒だと言っていたが、子供の頃一度出会ったきりの自分を探し出して迎えに来てくれたっていうのは、それ以上に凄いことかもしれない。
激動の時代を、ひたすら日常と共に流されていく話だった。
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