「これが父さんの生まれた時代か、と思った。」この世界の片隅に ナオさんの映画レビュー(感想・評価)
これが父さんの生まれた時代か、と思った。
クリックして本文を読む
日常の中で、戦争が起こるってこうゆう事か。と思った。
すずさんが、母親を亡くした女の子を連れて帰るシーンを見て、こういった関係の親子がそこかしこにいたんだろうと思った。
私の父は、九州出身で、養親に育てられたが、父の地域では養子が珍しくなかったそうだ。
場所と、時代がそうだったんだろう。
その事を思った。
それを置いても、いい映画だった。
すずが腕を失った後は苦しくてたまらなかった。
映画館でずっと泣いていた。
でも、監督の作品に対する視線がずっと優しくて、安心出来るような、だからこそ悲しさが胸に突き刺さるような、
そんな映画だった。
評価は、ドンパチして分かりやすい映画が好きな人は退屈に感じる場合もあるかもしれないなぁと思ったので、4.5です。
(あと、個人的には、納年さんは、能年玲奈名義ですずさんをやってくれたら良かったのに。って思う。世にも奇妙なの収録を木更津でやった時、お姿を拝見したけど、何気ない立ち振る舞いがファンサービスに溢れてて、なんて優しい人なんだろうと思った。だから、能年さんが、能年さんとしてクレジットされてよいのでは?って。でも、そんな人だから、「のん」にしたのかな?すみずみまで優しさが溢れてて苦しいぐらいの作品だったなって思います。)
コメントする