「うむ?」この世界の片隅に JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
うむ?
なんかごめんなさい…
どこで泣くの?
けいこさんを思ってなら泣けるけど、、
なんだかけいこさんがあまりにも可哀想で
すずさんに怒りが湧いた
ドジなのは分かるけど
アレはあんまりだ
自分の不注意で子供が死んでるんだから
もうそこからすずさんを応援する気持ちが
どっかに消えてしまって、、、
戦争自体が悪いってことはわかってるんだけど
すずさんの意思は?
絵が描きたいそれだけ?
なら嫁に行くのも辛いことじゃないんじゃ?
たしかに家事は頑張ってたけど、、、
と、厳しい自分がどんどん出てきてしまった
ダンサーインザダークのビョークと重なって
空襲による爆撃を見て
こんなときまで絵を描きたいと思ってしまう、、
みたいなシーンはよかった
かなりビョークだった
でもやっぱり思いが弱すぎるというか
もっと守って欲しかったというか
戦争がそうさせたのかなあ
なのにさけいこさんはさ、
すずさんが呉に残るか広島戻るか迷ってるときに
私は好き勝手してきたけど
あんたはずっと辛い思いしてきた
だからあんたが選べばええ
みたいなこと言ってて
うわ〜〜って
そのシーンはすごく泣きそうだった
今ならダンサーインザダークを
批判してた人の気持ちがわかる気がする
夢か現実かもよく分からなくて
なんだか見づらかったなあ
のんさんの声はよかった◎
再鑑賞2018/4/13
この映画がある事自体偉大なこと。戦争映画として映画史に刻まれるべき。それほどの価値があることに、二回観てやっと気付きました。日常のありがたさ、誰かが側に居てくれることのありがたさ、ひとりのちっぽけな人間であることの苦しさ、家族で居られることの意味、すべてを感じることのできる映画です。アニメーションとしても凄く綺麗。優しいタッチだからこそ浮き彫りになる、残酷さ。セリフ一つ一つが、見事にすずさんの気持ちを切り取っている。すずさん役は能年ちゃん以外ありえないし、素晴らしかった。世界で評価されるべき、もっと国民的になるべき映画です。
改めて読み直すとたしかに厳しいかもしれません、、、
鑑賞後、感情的になってしまったせいもあるかもしれません。
それと、評論家の方などのレビューを見て自分の無知さに気づかされました。原作を読んでいたり、戦争について調べていたりすれば爆音で耳がやられてることくらい察する事が出来たはず、、でした。
少しすずさんに厳しい見方だと思います。不発弾の近くを通ったのは不注意といえば不注意だけど、春美ちゃんが港の船を見たがったからでしょう。(春美ちゃんは軍艦好きという伏線があります)時限爆弾に注意しろ、と呼びかけられて聞こえなかったのは空襲の爆音の後で、少し耳が聞こえにくくなっていたからでしょう。姪を死なせてしまったから母親に泣いて謝っていますが、それ以上の謝罪はできないと思います。不幸な偶然が重なった事故だと思います。