「気楽に笑える戦争映画〜〜」この世界の片隅に 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
気楽に笑える戦争映画〜〜
あえて最初に、「笑えるのでまずは気楽に観て欲しい。」
そこが一番大事!!
原作の事は全く知らなかったのですが、
パイロット版制作のためのクラウド・ファウンディングで
あっという間に目標額の倍近い金額が集まったと聞いて
それだけファンの多い作品と知り興味を持ちました。
新しい映画の作り方として、
こういう作品には是非成功して欲しいです。
評価は人それぞれなので、星の数をどうのこうの言う前に観ておくべき映画。
今ちゃんと、観ておかないと、今後映画の話は語れない無いレベルの
作品になって行きそうな勢いです。
伝説の映画の誕生をリアルタイムで体感して欲しい!くらいの熱量を
映画評論家やアニメ専門家の皆さんの解説に感じました。
内容に関しては熱い投稿が数多く寄せられてるのでサラッと〜〜
戦火が激しくなってゆく様子が、食べ物の描写を通じると
本当に現在と地続きに感じられるんですよね。
戦争の数年前は洒落た洋食や贅沢な和食も沢山あったものが
どんどん貧しくなって行く。
庶民の暮らしも、周りの空気に従っているうちに
ドンドン窮屈になって、風景画を描く事すら出来なくなる。
戦争の本当の恐さ、国家権力の恐さは
普通の生活をして居る人々を描写する方が
残酷な戦場描写よりも数段、現実味を帯びて迫って来る。
だからこそ、今、世界的にどうもキナ臭い今、
国が、企業が、一部の富裕層が己の利益ばかり優先する今、
観ておくべき映画だと思います。
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