「原作の良さをそのままに」この世界の片隅に Takuさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の良さをそのままに
こうの文代の「この世界の片隅に」を漫画で読んだのはもう10年位も前のことであり、内容も忘れかけていた。しかしこの映画を観る事でありありと読んだ当時の気持ちに戻った気がした。
小説にしろ、漫画にしろ、映画化されるという事は、ともすれば原作の良さを失ってしまう事が少なくないが、この映画では、こうの史代らしい柔らかな良さを損なう事なく丁寧に作られた秀作である。
戦争は、奪い取られ、失い、全く愚かな事であることを改めて想起させられた。
是非多くの人に観て貰いたい。
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