「この世界の片隅に」この世界の片隅に もーんさんの映画レビュー(感想・評価)
この世界の片隅に
戦争を背景にした映画はしばしば戦場が舞台になることが多く、「戦場の男の生き様」が多く語られる。
「この世界の片隅に」は、そんな舞台裏の日本で生きた人々の生活が中心となっている。
主人公のすずは戦時中という時代の流れに身を委ね、気丈に振る舞いながらも多くの困難に直面し、悩み、人を愛し、笑い、時にボケたりと、とても人間らしい少女です。すずを囲む人達もみんな人間らしく、当時の生活感がリアルに表現されています。
戦争で起きた多くの悲劇の中でもそれを受け入れ、乗り越えて生きる人々、そんな、世界の片隅に起きた出来事がとても情緒で溢れていて、気づけば頬に涙が伝っていました。
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