劇場公開日 2016年11月12日

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「戦争映画ではあるが、戦争の捉え方が極めて斬新で驚いた。細かい設定や...」この世界の片隅に 時村さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0戦争映画ではあるが、戦争の捉え方が極めて斬新で驚いた。細かい設定や...

2016年11月21日
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戦争映画ではあるが、戦争の捉え方が極めて斬新で驚いた。細かい設定や描写が当時の事をよく研究・取材して作られており、デフォルメされたキャラクターが逆に「本当にあったであろう」というリアルさを強調している。主人公や義姉の径子のキャラクターが嫌味がない程度に濃く、非常に練られているなあと感じた。のんの怪演に依るところも大きい。途中まで涙をこらえていたが終盤で自然に流れてきた。どこで泣いたかと言われてもよくわからない。不思議な映画。クラウドファンディングの成功例としても興味深い。

時村博士