劇場公開日 2016年11月12日

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「すずさんの生きた世界に自分は生きている」この世界の片隅に ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0すずさんの生きた世界に自分は生きている

2016年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

ストーリーやプロットではなく描写のみで感動を紡ぎだすソレは「泣ける」というよりも「ジワリと染み込んでゆく」感覚。

考えると圧倒的な描写の細やかさは単に考証の正確さを表しているのでは無いと思う。

それは、時代は違えども、自分達がつらい目、理不尽な目にあったとき感情の置き所をどう「やり過ごし」したり、現実をどうやって近い形に「やりくり」したりてゆくのと同じだ。

つまり「すずさんの生きた世界に自分もまた生きている」感覚の感動なのだろう。

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ko_iti