「Jump on him, I will catch you! J・K・ローリングの魔法の世界再び」ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Jump on him, I will catch you! J・K・ローリングの魔法の世界再び
全8作品もあったハリー・ポッターから5年、J・K・ローリングの紡ぐ魔法の世界の新しいストーリーです。アメリカでかなりヒットしているので続編も三部作から五部作へ延長した模様。
個人的にはハリー・ポッターでの子供達が成長していく物語が好きでしたし、監督もちょっと微妙だったハリポタの後半4作品を撮ったデヴィット・イェーツだったので期待半分で映画館に足を運んだのですが普通に面白かったです。やはりキモは原作者J・K・ローリングが脚本に参加した事でしょうか?
魔法使ってる場面やビーストの映像は素晴らしいの一言!特に一番最後の壊れた街が再生していく場面は印象的でした。
今回は舞台がアメリカということもあって英語と米語の微妙な違いも含んであって楽しかったです。普通の人の事を「マグル」と呼ぶちょっと気どった英語と「ノー・マジ」と単純化する米語との対比とか。
主人公ニュートにオタクが似合う英国俳優エディ・レッドメイン。ヒロインを救う時や戦いでもちゃんとビースト使ってるのが良かったですね。最初っからラスボス感が漂うコリン・ファレル。正体がジョニー・デップだったのにはかなりビックリでした。コリン・ファレルの影が一気に薄くなった印象です。
でも、やっぱり主役はビースト!カモノハシみたいなニフラーやニュートラブなボウトラックルに癒され、サンダーバードの雄々しさに惚れ惚れします。良くあんな動物考え付くなぁ。J・K・ローリングの頭の中のイメージが見事に映像化されています。
そこそこのストーリーより映像を楽しむ今作品。「ロード・オブ・ザ・リング」の原作者JRR・トールキンと違ってまだJ・K・ローリングは生きているので、広がりを見せる魔法の世界がこれからも楽しみです。